住宅業界はクレーム産業?アフターが言い放った言葉にガチギレ寸前!?

トラブル・クレーム解決事例

よく言われることがあります。「住宅業界はクレーム産業」と。

それを言っているのは注文住宅の営業マンがほとんどです。

実際にクレームが多い職種として、断トツ1位が携帯ショップとあります。続いて2位が市役所だそうです。

分かるような気がしますね。携帯ショップは「料金プランが分からない」というクレームがとても多いそうです。

2位も分かりますが、住宅産業も負けてはいませんよ~。なんと言っても住宅は高額のため1つ1つの重症度が違います!携帯や役所仕事とは訳が違います。

注文住宅は土地の状態、つまり0(ゼロ)の状態から図面や想像の世界で作り上げていきますので、自分の思った通りにいかなければクレームが付くのが当然です。

それは引渡後の定期点検に顕著に表れてきます。

新築は無料定期点検がある

引渡し後、半年、2年、5年、10年というように、無料点検が4回行われるのが一般的です。

まずは一番初めの半年後の点検時です。この時点が一番重要です。

工事担当なのかアフター担当なのかは分かりませんが、おそらく後者と思われる人が2人一組で来られます。

向こうがプロと称するならばこちらは素人です。そりゃ素人は言いたいこと何でもいいますよ。

「ここがこうなってるんですが」と。

すると、こう切り返してきます。驚きますよ!

「それってなんか支障はありますか?」と...。

こちらは、「はぁ!?何々?、支障がないと言ってはいけないんですか?」と、こう思うのですが、何せ相手はプロです。

そんな事は思っていたとしても面倒くさいから言わない、というより´そりゃ生活するのに支障なんてあるわきゃねぇだろ!´と思いながら「いやいや生活に支障はないんで、いいです、いいです」となるのがフツーです。

こちらは素人なんですから、ウソでもいいので「あーそれはですね、直しておきましょうかね」なんて言いながら、「今日は道具を持ってきていないので」と言いながら逃げる、すると、「いやいやそれならいいんですよ、支障なんてないんで」となります。

ようは気持ちの問題という事ですね!

最初から突っぱねるような言い方をされてはこちらも良い気はしません。

´単に面倒くさいだけじゃんかよ´と思ってしまいます。

そりゃ分かりますよ、筑後地区でも名を馳せた大手であるS建設様、それはそれはたくさんの家を建ててきて、数十年経った家もあることでしょう。

そのすべてのお客様の要望を一つ一つ聞いていたらキリがありませんからね。それくらいは分かります。

クレームを何とか切り抜けられる魔法の言葉はないか?ということで、「何か支障はありますか?」という言葉を選んだのでしょうが、今度は声を大にして申し上げましょう。

「支障になるかならないかの問題じゃなくて、こっちは新築で家を建てているんだ、それがわずか数カ月でこのザマは何なんだよ~!!」と...。

え~、これがクレーム産業たる所以なのかもしれません。皆さん泣き寝入りしているのが実情です。

最後にご忠告申し上げます。注文住宅はゼロから作り上げていきますので、気の利いた営業マンに当たればまずまずの良い家が建ちますが、外れの営業マンに当たると最悪です。

こっちがプランから何から考えて提案しないといけなくなります。めちゃくちゃ大変です。

その反対に建売住宅はといえば、最初から建っているものを買うわけです。つまり、クレームのつけようがないわけですね。

そりゃ住んでいるうちに多少はありますよ、「このネジが外れた」とか、それは安い建売だからなるのではなく、注文住宅でもたくさんあります。

建売は安い=悪いという固定概念は昔の話です。今や注文住宅をはるかにしのぐ建売ばかりです。

それと、住宅産業はたしかにクレームは多い産業だと思いますが、私も不動産業ですので住宅産業です。

でもクレームはほぼありません。「私、ほぼ失敗しないので」の精神でやってます。

おそらくこの数年間ゼロと言っても良いでしょう。

というより、普通にやっていればクレームになりようが無いんですよ。なのでストレスフリーです。

建売も一度ご覧いただければと思います。

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