意外に知らない?分譲地の一画、どの区画が一番住みやすいのか?
写真のような土地があります。
よく見る土地の形状です。これは分譲地と言われる土地でして、一団の土地を区画割したものです。
分譲地を分かりやすく言うと、我々不動産業者が面積の大きい土地を購入し、家を建てられるように区画整理して、宅地として小分けにして販売している土地の事を言います。
街づくり計画が事前に考慮されていたりしますので、土地のサイズが極端に狭かったり広かったりすることもなく、道路が広くて車が停めやすかったりとメリットがたくさんあります。
その道路付にもメリット、デメリットがあったりします。写真のように手前側と奥側があるケースです。
評価額が一番高い土地は?
これは不動産関係者であれば知っておかなければいけないことです。
はい、手前の角地のほうが評価が高いです。
評価が高いというのは、生活道路に面しているという理由です。
しかも角地とあらば、奥の土地より評価は高いです。
「評価が高い=固定資産税が高い」ということになります。
住みやすいのはどの場所?
「住みやすい=買いやすい=安い」ということになります。
土地の評価とは全く別の話になり、住みやすいということになります。
本当に住みやすいのかどうかは実際に住んでみないと分からない部分があると思いますが、そこは皆さん大人です。
自分が「ここに住んだらどのような生活になるのだろう」というイメージが湧くと思います。
すると、おのずと周り近所の雰囲気とかを気になり始めます。
「車がこう入ってきて家を何件か通り過ぎて行かれるより、自分が通り過ぎた方が心地良いなぁ、人目が気になるから奥の方が良いのかな?」という心理です。
そうです、手前より奥のほうが好まれるケースです。
よく会議などで一番前の席に座るより後方に座ろうとする心理と同じです。
近隣住民の事はどこまで話せるのか?
我々不動産業者は売主さんと買主さんを結びつける仕事をしております。
いわば仲介人ですので、当事者にはなり得ません。
ですので、個人情報保護法に抵触するようなことはお伝えすることはできませんが、できる範囲内では回答できると思いますよ。
どこまでの範囲を話せるかどうかは、売主さんの判断になります。
年齢までなのか?家族構成までなのか?そこは完全な個人情報になりますので、売主さんが「無理です」と言われればそれまでです。
お隣さんが気になる場合には?
それでもどうしても知りたいという事であれば、ご自分でピンポンを押してくださいということです。
「今度、お隣を購入した○○というものですが、ご挨拶を」と言えば、必ずドアを開けてくれるはずです。
そこで世間話でもすれば、どのようなお人なのかが分かるはずです。
それなりに信用性や社会性を備えているはずです。
少なくとも暴力団関係者ではないことは間違いありません。そこはご心配なく...。