意外と知られていない注文住宅の落とし穴!?知らないと損するお話とは?
皆さん、新築であれば´注文住宅´と思い込んでいませんか?
´思い込んだら系´の方々であれば尚更です。少し頭を柔らかくして考えてみましょう。
S建設はメーターモジュール?
あまり聞きなれない言葉ですが、もしこれを読んでいるお客様が少しでも家の事を知っておきたいという事であれば、
- 尺モジュール
- メーターモジュール
その2つがあることを覚えてください。
それは家の間取を設計する際、最小単位が尺(91㌢)なのか?メーター(100㌢)なのか?ということです。
ピンとこない方が多いため、今現在、私が取り扱っている(販売している)建売住宅、それと今私が住んでいる家(S建設)とを比較してみましょう。
S建設はメーターモジュールが標準です。兄弟会社であるTホームもメーターモジュールと聞いていますが、調べていないためここでは触れません。
狭い土地には尺モジュールが有利?
はい、これは間違いありません。標準な最小単位が91㌢ですので、100㌢と比較すれば9cmの差がでます。
下の写真をご覧ください。百聞は一見にしかずです。
これが尺モジュールのトイレで測ったもので、内々で計測した際、74㌢であることが分かります。
それと比較して、メーターモジュールで我が家のトイレを図ったもので、85㌢です。
その差、なんと11センチもあります!これが何を言いたいのか分かりますか?
トイレが広くて何になるんだよ~~~!! ということです。
トイレが11㌢も広くて何のメリットがあるのか?ということです。トイレで踊りますか?(笑)
ということは、ホール(通路)や階段、バス、洗面所等々、すべての室内が広いという事になります。
通路が広くて何かメリットがありますか?=通路は通るだけです。
階段が広くてメリットがありますか?=階段は上ったり下りたりするだけです。
バスが広くてメリットがありますか?=デッド(死んだ)スペースができるだけです。
上は我が家のシステムバスですが、右の出窓の部分わかりますか?これは出窓ではありません。
単なる物置スペースです。これがデッドです。ここに何を置きますかね?
メーターモジュールは無駄が多く小回りが利かない?
そうです、土地が広ければ別ですが、土地が狭いのに無理やりメーターモジュールで建てようとすると、小回りが利かず、無駄なスペースが多く存在する事になり、結果として住みにくい家が出来てしまうという事です。
前述したスペース11㎝もの差が3つ4つ重なると、30㌢40㌢の差が生まれてきます。
その分、部屋が広くなったほうがよくないですか?
その分、収納等が多くあったほうがよくないですか? という話です。
極論を言えば、4LDKで建てようと思っていたのが、小回りが利かないメーターモジュールで建てたら3LDKになってしまい、「何でだ?」ということになるのです。
土地が広ければメーターモジュールででも問題なし。
土地が狭ければ尺モジュール以外は絶対ダメ!!
という結論に至りました。皆さん、ご注意ください。