その他 不動産に関するお困り事・ご相談事

不動産業者というのは全国に5万店あると言われています。

我々同業者から見ても、「あの店、どうやって食べているんだろう」と思う事もよくあります。今にも死にかけそうな店というのが…（笑）

そして、しのぎを削っています。そりゃそうです。

そんなに物件数がないのにもかかわらず、1つの物件に対して不動産業者がハイエナのように群がってくるわけですから。

今はネットから物件を探してくる買主様が多いのが実情です。これからも増えてくるでしょう。

物件は業者間で共有しているのか？

はい、共有するのが原則ですが、その原則を堂々と破っている業者がいるのも本当です。

それは立派な背任（背信）行為と言えます。

どういうことかというと、売主様から物件を直接預かっている元請業者側と、買主様をご紹介しようとしている業者がいれば、その2社が共同で仲介する事になります。

そんなややこしい話については、当事者である売主さんと買主さんにとっては全く関係のない話です。

間に2社であろうと3社であろうと売主さんからすれば売れればよいし、買主さんからすれば買えればよいわけですね。

ですが、元請業者側が直接買主さんを見つけた場合、売主さんと買主さんの両方から手数料をもらえる場合がありますので、紹介しようとしている業者を嫌う傾向にあります。取り分が半分になるわけですからね。

業者から問い合わせがあっても断るケースがあります。これが背任行為ということです。

お客さんがいないのに、「あーもう申し込みが入っていますねー」とこう来ます。

そして、お客さんが直接連絡をすると、「あーご案内大丈夫ですよ～」と言われます。

そのような時はすかさずこう言ってください。「さっき知人の業者が連絡したとき、『申し込みが入っている』とおっしゃっていたのではないんですか？」と。

すると慌てるはずです。「あ、あ、あー」と。そうなると一発で信用を失います。

お客さんを取り逃がしている行為ですからね。このような業者とは絶対取引をしない事です。

新築の場合、売主様からは手数料をもらえない？

はい、新築戸建の場合、売主様から手数料をもらわず、買主様からだけ受け取る場合がほとんどです。

ですので、仲介手数料無料と謳っている業者は何かしらの名目で買主様からもらっています。それが利益です。

それでも´手数料無料´と謳っているならば、ボランティア以外の何物でもありません。

いろんなケースがありますので、皆さん、そんな細かい事は考えず、「気に入ったら買えば良い」でいいんじゃないでしょうか。

ま、ご用心ください．．．。