先日のクレーム案件,無事解決はしましたが…。不動産屋はクレーム産業？
先日、このようなことがありました。半分言いがかりのような感じもしますが聞いてください。
ある土地の取引があり、契約も終わり、決済の打ち合わせを行っている段階でした。
決済前の事前着工
契約条項には「買主が事前着工することを売主は承諾します」と記載されている契約で、契約時点でも売主は説明を受け、承諾して印鑑も押しています。
買主としては建築確認が下りればすぐにでも着工したいという気持ちがあったようで、決済前の前倒しでの着工ですから、それを売主が断る理由は何もないはずです。
一つあるとすれば、まだ名義が変わっていない土地を掘る、言い方を変えれば´いじる´わけですので、「それはおかしいのでは？」とあくまで も心理的なものです。
数日後の決済時には残金がすべて支払われるわけですから。
そして、土地を掘ったりブロックを設置したりする以上、買主としては絶対買う訳ですから、売主としてはむしろ大歓迎な わけです。100人中99人は快く承諾してくれます。
事前連絡にて承諾を得ていたが
その打ち合わせを行っている最中で、買主側より「〇日より事前着工しますから」という連絡が入り、それを売主へ報告して承諾を得ていました。
そしてその着工の前日、売主より連絡があり、「現場に来たらもう既に工事に入っている！前日から入ることについては承諾していない。どういうことだ！」とのクレームの連絡がありました。
私はいきなりの事でしたので慌てて、「すいません。手違いがあったとは思いますが、確認します」と言って買主側に伝えると、責任者が「私が知らない事で勝手に入っている可能性がある、申し訳ありません」との事でした。
私はそのまま´謝罪まで仲介´するというのはどうかと思い、「私が謝っても良いのですが、それでは売主さんは納得されないと思います。よければ先方さんに一言連絡を入れてもらえませんか？」と伝えると、「分かりました」と。
その後、売主さんから連絡があり、「さっき連絡があった。もういいよ」とのことで一件落着。
約束を守るのは大前提
しかし、1日早く着工に入っただけでこれですからね。言う人は言います。何がクレームになるか分かったものではないこの不動産業。思いもよらない出来事が突然きますからね。
私に直接責任はなかったのですが、仲介という立場である以上、謝罪はきちんとしないといけません。
たま～にいますよ、「俺には関係ねぇ！直接言えよ！」と逆ギレする不動産業者が…。怖いですねぇ。
ご用心ください。
