1棟アパートマンションの投資物件は築古か新築、本当はどちらが良いのか?
投資用の1棟マンションは中古か新築かで悩む投資家もいらっしゃるかと思います。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、慎重に選ぶ必要があります。
中古(築古)のメリット
- 価格が安い
- 利回りが高い
- 購入時の手間がかからない
逆にデメリットして
- 修繕費がかかる
- 空室率が上がる(入居率が下がる)
- 融資が引きにくい
- 売るときに売りにくい
新築のメリット
- 当面は修繕費等がかからない
- 入居に困らない
- 場所(土地)を選べる
- 売るときに売りやすい
- 自由に設計可能
逆にデメリットとして
- 利回りが低い
- 一から計画する必要がある
- 良い場所を見つけにくい
投資初心者には中古がおススメ?
双方にメリットとデメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えませんが、初めて物件を購入される投資初心者の場合であれば、実際にその場にある中古物件を購入されるのが無難なのかもしれませんね。
当然ながら、現物を確認し、電卓を叩いて収支に見合う投資と判断されるのであればの話ですが。
ベテラン投資家であればあるほど、中古よりも新築へ目が向いてくることでしょう。
その理由は簡単です。物件を見る目が養われてきているため、どうしたらよい物件が建つのか?、どうしたらキャッシュフローを得て投資が成功するのかを見極めることができるようになるからです。
そうなると新築をする際、他の既存物件との差別化を図ることに長けてくるようにもなるからです。
そして、それなりの知識と経験ができてくれば、時間もある程度できるでしょうから、オンリーワンの物件に仕上げることができるからです。
単なる利回りだけで判断するのは危険
それぞれに一長一短あり、どのリスクを取るかで何が一番良い投資なのかが変わってきます。
投資は不労所得ではありません。運営方法によっては「苦労所得」にも成りかねません。
「相続税対策で買うんだから関係ない」とおっしゃる方はどちらでも良いでしょう。
そして、単なる利回りだけの机上の空論だけで決めるのも危険と言わざるを得ないでしょう。
中古で7%、新築で8%あるから新築だ!と決めるのは早計と言わざるを得ません。
- その物件そのものに将来性はあるのか?
- そもそも賃貸需要がある地域なのか?
- 現在の入居者はずっと住んでくれるのか?
- 売るときにちゃんと売れるのか?(出口戦略)
いろいろと考えたらキリがありませんが、しっかりとしたプロ目線で物件を見ることをお勧めいたします。