調査不足は命取り、特に道路付きは基本的な部分,十分気を付けましょう
いつも調査の重要性について説いておりますが、売主さんがどんなに´売り急いでいる´とはいえ、調査はとっても重要です。
調査をしないと、とっても無駄な動きとなってしまうことがあります。
以前、このような事がありました。
売主様から「いつまでに買主を探して欲しい」と期限を言い渡され、それが3日後だったため、私も調査を怠り、先に物件を買う人をとにかく探そうと血まなこになって買主さんを探しました。
しかし、結局、道路付きが悪くて「担保価値が無くて売れない」という事態になってしまいました。
この原因は只一つ!調査不足です。
調査不足は仲介不動産会社の責任
その時は、と~~っても反省をいたしました。
その件で動いてもらった関係者は5人、とっても忙しい時に動いてもらった方に「ごめんなさい!」と謝るしかありませんでした。猛省しました。
「な~んだ、不動産屋ってしょせんこんなものか」と思われるのも悔しいですね。
その方々に対して私は「未調査ですので」と最初から申し上げて了解は得てはいたものの、やはりそれではいけません。
売主さんの早る気持ちは十分分かるのですが、懇意にしている売主さんだからと言って調査を疎かにしていては本末転倒です。
我々は調査をしてナンボです。今回の道路問題は極々基本的なところです。調査が不十分ですと、相手がプロであればあるほど、「大丈夫でしょう」となり、あとで謝罪しても「そうですか、分かりました」で何とかすみますが、これが一般の方ですとそうはいきません。
「そんなことも調べてないで物件を紹介しているのか!?どうしてくれるんだ!」となりかねません。
しかし、道路、これは難しいです。一見道路ですから。誰が見ても道路と見えるところは誰でも車を普通に停めたりしますし、普通に歩いて通ったりしますよね。
それが、「敷地が延長されているだけ」ということは、「他人の土地を無断で通っている」ということと何ら変わりはありません。
ですが、それをわざわざ「通ってもいいですか?」なんて声をかけるなんてことしませんよね。
古い住宅地ほど、権利関係が複雑になっているケースが多く、側溝がなかったり、人の土地を勝手に使ったり、かなりいい加減に土地を分譲しているケースが多いです。
十分気を付けないといけないし、経験豊富な営業マン選びも重要ですね。