銀行の住宅ローン,誰もが借りれる訳ではない,通りやすい人とそうでない人
住宅を買う人のそのほとんどは住宅ローンを受けます。
今はまだ金利が安いため、自己資金が手配できる人でも「万が一のときのために貯金は使わない」という方も多いものです。
融資ありきの住宅購入
しかしながら、買ったほうが安いから買う!と言われても銀行から「無理です」と言われれば、借りることができません。
審査が
- 通りやすい人
- 通りにくい人
- 通らない人
3種類に区別されるのは仕方のないことです。
まず、通りやすいというのは、属性が良い人です。
高年収のサラリーマン、公務員、大企業の役員などがそうですが、一般企業であっても、年収、勤続年数、家族構成によってはそれに匹敵するほどの属性がある場合は通りやすいです。
高属性でも住宅ローンが通らない人
ですが、公務員で勤続年数も多く、年収もそこそこあるのに、借りられない方もいます。
その原因は、「借金滞納歴」があったりした場合です。
しょせん銀行マンも人間です。過去にクレジットカードのキャッシングや携帯料金、はたまた税金等の支払いが滞ったりした経験がある方に対してはとてもシビアになります。
貸したいのは山々だけどぉ~...。って感じなのでしょうね。
我々もお客様を案内した際、「この家買うよ」と言われ、まずは手離しで喜ぶことはできません。
まずは「この人はローンは大丈夫かな?」と心配します。
年収と勤続年数、借り入れ状況等の聞き取り
そして何を最初にするかというと、年収と勤続年数を即座に聞きます。そこに遠慮というものはありません。
ズバッと聞きます。とても重要な事ですからね。
そこで、「勤続がまだ3ヶ月なんですよね」な~んて事を言われると少しガッカリしますね。
まず普通の金融機関では無理です。特に銀行関係は杓子定規でしか回答しませんから、1年以上という規定がある以上、「無理なものは無理」となるからです。
借りにくい職業というのもある?
職業にもよります。まず危険な仕事、離職率の高い仕事、たとえば運送関係ですね。
あまりここでは言いたくなかったのですが、事実ですので申し上げます。
運送関係(トラック)は割と通りやすいですが、タクシーはなぜか手厳しいところがありますね。
あと、普通に考えれば分かりますが、水商売、パチンコ店はもっと厳しいです。
審査基準がある
銀行には審査基準というのがあり、返済比率をかなり重要視します。
まず年収に対して現在どれくらいの家賃を払っているのか?車のローンは払っているのか?という月々の固定支出の計算をして、残った金額に対して、ローン返済額が20%~30%に収まればOKとかいうもので、これは銀行によってまちまちです。
ざっくりしたところなんかは、「そんなの関係ねぇ」で、年収の6倍までOKとかいうのもあるようです。
あと、これもあんまり言いたくなかったのですが、事実は公表します。
安い価格の物件ほど、年収が低い人が多く集まります。
その逆で、高い価格のものほど、年収が多い人が多く集まります。
そして、ローンが厳しそうな人ほど直ぐに「買う買う!」と言います。
私はカウカウ病と呼んでいます。(笑)
もちろんそのような人ばかりではないことは言うまでもありませんが。その傾向が強いという事です。
慎重な人は直ぐにOKを出さない
ローンが通りやすい人ほど、そこまでは言いません。じっくり吟味して買う傾向が強いです。
もちろん我々としてはすぐに「買う!」と言ってくれたほうがラクであることに間違いはないのですが、あまりにも直ぐに「買う買う!」となると、´すぐにキャンセルするんじゃないの?´と思うこともあります。
もちろん、すべてがそのような方ばかりではないことは言うまでもありませんが...(しつこい)
まずは気にってもらうこと、それからローンのお話ですね。ご注意を...。