建売住宅が安くて性能が良い訳を知ると、もう注文住宅での建築不可能?

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日本で一番売れている住宅は注文住宅?建売住宅?

間違いなく建売住宅です。その理由は簡単です。

安い割には高性能だからです。つまりコストパフォーマンスが最大限に生かせている住宅だからです。

もっともっと高性能を追求して、自分のこだわりを重視したいということでしたら注文住宅にすべきです。

ただそれだけのことです。

様々な手法によってローコストを実現できる建売住宅

建売住宅と注文住宅を双方ともご覧いただいたことがある方であればお分かりだと思いますが、かなりの違いがあるのを体感している事だと思います。

その一つに今日は「工期」についてお話をさせていただきますが、注文住宅は自由設計のため、間取り1つ取っても何回何十回という打ち合わせを重ねながら使いやすい間取りを作成していきます。

それ自体が人件費がかさんで高くなる理由の一つです。

営業部隊が存在して、高額歩合を払いながら会社は一つの注文住宅の契約までこぎつけます。

それに引き換え、建売住宅というのは少しでもコスト削減を実現させるため、工事期間を最短で終了させます。

大工さんが一番長く関わるわけですが、その大工さん、じつは近隣の建売住宅を掛け持ちして、仕事の効率化を図っています。

これはかなりの人件費削減につながります。

一度に数件の現場を担当する事によって無駄な時間を省き、それによって2,3か月間の短期間中に4,5棟もの建売住宅を完成させることもあります。

これが一般の注文住宅に実現できるわけがありません。

何せこだわりの注文住宅ですから。

工期が長いとコストアップにつながる

つまり、工期が4か月かかる注文住宅と、2カ月で終わる建売住宅は、人件費等の現場管理費だけでも2倍以上のコストがかかってきます。

それと材料注文に関してもそうです。

1棟の建材類の注文と、複数棟の注文、どちらが安く仕入れることができるか?

いうまでもなく後者で、近隣に棟数を増やすことによって人件費を一度に済ませば、1棟のこだわり住宅より安く仕上げることができるのは当然の事なのです。

今日は工期の事を書きましたが、他にもたくさんのメリットがあります。

メリットがあるという事はデメリットもありますので、これから何回かに分けて書いていきたいと思います。

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