賃貸の初期費用等,最初の確認が大事、後出しは気分悪いですね。
初めて部屋を探すとき、今はインターネットやスマホから情報を見る人が多くなってきています。
駅の近くなどにある不動産屋に飛び込んで「部屋を探しているのですが?」というお客様も年々少なくなっていると聞きます。
時代の流れというのは恐ろしいものです。
数年後、数十年後にはAI(人工知能)が発達して我々不動産業界の危機が本当にやってくるのかもしれません。
ネット情報は少ないのが一般的
ネットで情報で見る際、単純に物件の情報しか掲載されていないケースがほとんどです。詳細な場所も分からなかったりします。
超優良な不動産屋であれば隅々まで記載されている場合がありますが、それでも情報は足らず、肝心な部分が抜け落ちて、というかそこまでは書けないという事情があるのは確かです。
毎月支払う費用(家賃等)
- 家賃
- 共益費
- 駐車場等 が毎月かかる費用ですね。
その他にもかかる費用があるかもしれません。例えば安心サポート費用や、水道代が一律〇千円とか。
初期費用
敷金
礼金 初期費用としてかかる費用ですね。
そこまでは誰でも漠然と気にすることが多いと思います。
しかし、実際には、書かれていない部分が多いです。
- 鍵交換代(任意の場合あり)
- 火災保険(強制)
- 仲介手数料(ほぼ強制)
- 保証料(入居者属性によって)
- 前家賃(これは当然ですが、知らない人が多いです)
曖昧な部分も多いのですが、ほぼ強制なのは火災保険と仲介手数料でしょうか。
次に毎月かかる費用として、
町費はかかるの?
これは強制なのか?義務なのか?任意なのか?、正確に回答できる不動産営業マンは少ないと思います。
何故なら、物件によって自治体が違いますし、´町内会´という任意団体への加入は強制でもないため、支払いに関しては線引きがとても難しいからです。
「契約では義務となっているので払っている」というのが一般的でしょうが、若年世代は近隣住民と接触を嫌がり、町内会への加入も避けたいと思っている人も多く、たまに「払わないといけないのでしょうか?」と質問されます。
「町費に関しては、自治体や物件の種類・場所によって変わってきたりしますので、一概に言えない部分があります。この物件は義務付けされていますが、この物件は任意です」
以上で終わり!であれば良いのですが、実際には支払っているケースがほとんどです。
以前、トラブルに発展した事例として、町費を払わなかったらゴミ出しを注意されたようで、「あなた、町費払っていないでしょう?なので焼却場まで持って行ってちょうだい!」と。こうなると面倒ですよね。
誰でもケンカはしたくありません。かかったとしても500円前後だと思いますので気持ちよく払いましょう。
よく分からない費用がある?
- 退去時清掃代(一律で支払う。事前に支払うケースあり)
- 消毒代(これはあまり分かりません)
- 敷引き(これは敷金を一旦払って、退去時に差し引きますよということですが、礼金と同じ扱いで返金されません)
- 更新事務手数料(1年毎か2年毎)
- 保証会社の更新費用(1年毎か2年毎)
特に上記5つに関しては、敷金礼金0をうたいながら、結局はそこで費用をもらいますよと言っているようなもので、盲点を付いている感じがしますね。
ですが今では入居者自身が知恵を付けていますので、何だかんだおっしゃる方もいます。
前家賃はフリーレントできる?
前家賃に関しては知らない方が多く、当然のことなので申し上げますが、月初めを契約開始(入居日)として決めたとしましょう。
たとえば3日に入居日を決めた場合、3日~末日までの日割り家賃がかかり、それと同時に翌月分の家賃も同時に
初期費用として支払いをします。
ですが、現実的には前家賃というのは初期費用という名目には入らないと思いますね。
どっちにしろ払わないといけない訳ですから。先に払うか後で払うかだけの問題です。
ですが、お客さんとしては「初期費用、結局高くなるじゃん」ってなります。
そんな時はフリーレント交渉を入れるというのも一つの手かもしれません。
フリーレントとは初期費用を安く抑えるため、最初の日割り家賃分を無料にしてもらうというもので、極端に言えば1日からの契約開始日(入居日)にすれば丸々1か月分費用を抑えることができるというものです。
ですが、これは物件属性やオーナーの性格にもよります。人気物件の場合は通らないケースや、空室が多い物件であってもオーナーがケチの場合は通らないケースもあります。
費用の後出しはあまりよくない
そして、ひどい仲介業者に引っかかった場合、契約直前になって「これがかかるの言い忘れていました!」と言って「5万追加!」とかなったりします。これは愚の骨頂ですね。
申込みを入れて審査中の間にはよくあることなのですが、契約直前の後出しは気分が良くありません。
費用に関しては「かかるものはかかる」として伝えるしかないわけで、 それを「もうちょっと安くしてくださいよ~」と言われたら、頑張れる分だけは頑張って、たとえば仲介手数料をどうにかするか、初期保証料を安くして更新料がかかるプランに変更するとか、最大限の努力はしないといけないと思います。
カツキはそのための努力は惜しみませんよ。
ま、後出しはよくないということを言いたかっただけです。ご用心...。