空地,空家,物件放置で何も良い事はない,地元住民からイジメに遭う?
今や社会問題化している空き家問題、政府自治体が何とか対策を講じようともがいているようですが、様々な問題が立ちはだかり、遅々として進まず、 いまいち問題自体が認知されていないような気もします。
では実際に土地や建物を長期間放置した場合、どうなるのか?を説明すると、
空家・空地はこれが現実
・風通しが悪いため老朽化が激しく進行する。
・シロアリが発生する。
・雨漏り放置は建物が傷む。
・掃除をしないためカビやダニの発生。
・草は伸び放題
・樹木があれば隣に越境
・越境した枯葉や枝、実などが隣に落ちてお隣さん激怒
・放火の危険性
・空いているというだけで町内のゴミ置き場にされる。
・ゴミ・空き缶のポイ捨ては日常茶飯事、ひどいときは不法投棄場と化す。
・違法駐車は当たり前。
・上空に電力会社の電線を通される。
・勝手に電柱が設置される。
・勝手にカーブミラーが設置される。
・不良中高生のたまり場となる。
・勝手に物置にされる。
・近所からの苦情が殺到。
どうですか?すごいでしょ。これだけあるんですよ!
周辺住民から勝手なことをされる
周りの住民の考えはこうです。
「あ~そこ空地やんけん車停めてよかよ~」
「草も伸び放題やんけんこのゴミ捨てとこう」
ですよ...。軽々しく考えています。
空地・空家問題と一言で言いますが、我々不動産屋としてはいつも様々な物件を見て感じています。
「空地になっているだけでこんな扱いされるんだ...」と本当に絶句するときがあります。
そういった物件を我々は依頼を受け、どうにか所有者と話を付けて「じゃあうちがどうにかしましょう」 となるわけですが、まずは周辺への挨拶ですね。
大変なのはゴミ置き場や電柱
これは自治体や周辺住民で決めた事かもしれませんが、あまりにも勝手にしているときは目を疑います。
特にゴミ置き場は所有者の許可無しに、周辺住民や町内会で勝手に決めることが多く、そうなると自治会長への挨拶から始まりますが、動かすなら動かすで次の場所を決めなければなりません。
次の場所がなかったらどうなるのか?という問題が発生してきますので、そうなると順番で回すという案が出てきます。
周辺住民からすれば、腹の中では「後から来ておいて、面倒だなぁ」というのが本音です。
電柱や電線は九電に言えば何とかしてくれますが、電柱の設置場所も間隔というのがあるようで、電柱が敷地内に1本増える可能性も出てきます。
隣人との問題が煩わしい
すごく良い人、話の分かる人であれば、「また菓子折りでも持っていこう」となるのですが、 とっても変わった人であれば最悪です。
その際のお隣の方の口調で大体分かります。「あ~なるほどね。お隣さんとはうまくいってなかったんだ」ということが。
そうなると結構大変です。次に買う人に対してどんな風に説明するか、これは業者嫌いかどうかを見極める必要があります。
我々不動産業者関係をとっても嫌っている人がいます。
「なんだお前~」って怖い顔で敵意むき出しで迫ってくる人がいます。怖いですね。
そんな時でも笑顔で対応します。「こんにちは~!」と...。
放置は良い事が一つもない
とにかく空地、空家は放置しておくと良いなど一つもありません。
「将来家を建て替える予定がある」とか「家を建てる」と言って放置しながらも、機会がないと二の足を踏むケースがあります。
それに対するリスクが伴うのであれば、さっさと売却するなり、空地管理や空き家管理をプロに頼みましょう。そんなに高くありませんから。
カツキ不動産コンサルではそんな管理もやっていますので、まずはご相談を。