家は一生の買い物ではない!?悩みすぎると良い物件がなくなる?
これまでもこれからも当ブログでは「購入」という行為は一生の買い物ではない事を呪文のように唱えていきたいと思っています。
なぜかというと、実際にそうだからです。
家族というのはその構成によって世代(時代)が変わるたびに変化していきます。
特に女の子がいる家族、悲しいことにいつかは嫁いでいきます。
家族構成は変化する
晩婚化が進んでいますので、すぐには嫁がない可能性もありますが、そればかりは分からないことですが、将来に備えて考えておかなければいけない事です。
男の子がいる家族、いきなり何に前触れもなく「俺はミュージシャンになるから上京する!」と言い出すかもしれません。
つまりは、家族全員が今は仲良く暮らしているかも知れませんが、一生その形態が保てる可能性というは低いということになります。
子供がどんどん大きくなっていき、中学高校までは家で生活するかもしれませんが、大学、就職となってくると、家を出る可能性も出てきます。
親は老後の生活を考える
逆に大人はどうか、安心して老後を迎える準備をしてくるようになります。
どうやって安心に暮らしていけるのか、と同時に「死」というのを確実に意識してきます。
ということは、生活の基盤となってくるのは間違いなく「住まい」です。
これは切っても切れない関係になってきます。
「夫婦二人になったら2LDKのマンションでもいいね」という会話はよく耳にします。
その時に一戸建てを所有していたらどうするか?選択肢は3つです。
売るか、貸すか、放置か?です。
永住することは困難
ということは、今から購入しようとされる方、´永住するつもりで考えると家を購入することは困難´ということです。
どう考えても4LDKのファミリー向け戸建を夫婦二人で住むには広すぎるからです。
人間年を取ると体が弱くなり、まず足腰に来るため2階に上がるための階段を登りたくなくなります。
これは50歳も近くなってきた私自身が実を持って経験しております。
大は小を兼ねません。持て余している部屋があると掃除も大変です。
窓を開けない部屋が多くあると風通しが悪くなり、ホコリもたまりやすくなり、湿気やカビの原因にもなり、よけいに掃除が大変です。
朽ち果てるのも早くなり、何もしなくなると雨漏りやシロアリ等の被害に気付かないケースも出てきます。
庭がある場合は草むしり等の手入れも大変です。
家を買う際は誰でも慎重になるのが当たり前です。
- 部屋数
- 土地、建物の広さ
- 駐車場
- 家事動線
- 間取り
- 立地条件
それは全て現状の家族構成だけを考えるお客様がほとんどです。
それはそれでいいと思います。それが普通ですから。
「そんな先の事まで考えていたら何もできないよ」というのも普通の考えです。
なので、「これは良いなぁ」と思った購入物件があれば、即断即決することも必要になってきます。
そこで「一生の買い物だから」と悩み過ぎてまったく決断できない方がいかに多い事か。
それはそれで人それぞれ考え方というのがあるので、否定するつもりはありませんが、悩み過ぎてせっかく良い物件に巡り合えたのに買い損ねたという話はよく聞きます。
「いつまでもあると思うな、親と物件」という不動産の格言があります。(笑)
ちょっと長くなりましたので、今回は「家は一生の買い物ではない」と題して書きました。