不動産に関するお困り事・ご相談事

今日は脱線することなく、本当の「お役立ちブログ」として書きたいと思います。

皆さん、スリッパを履く習慣があるお方、和室ではどうされていますか？

「もちろん脱いで畳に上がっていますよ」と言われるお方がほとんどかと思います。それが日本の文化でありマナーでもあります。

先日、日本の文化そのものを根底から覆す驚きの出来事がありました。

今回はあえてA様という人物で登場させます。

そのA様は私が心から信頼できる人物で、知的でいつも正論を述べ、誰に対しても実直に接し、自分にも厳しい人でもあります。

先週の週末、私は案内が立て込んでしまい、午後1時から八女市内にて案内、午後3時から久留米市内にて案内が入ってしまいました。もちろん新築のお家です。

1件目の八女市内を午前中にずらしたり、翌日にずらすことができず、非常にタイトな日程になりました。

1件目が長引いた場合、2件目に間に合わなくなる恐れがあったため、誰かに頼むことにしました。

単なる鍵開け、そしてファーストコンタクト要員としてA様に依頼することにしました。

最初はAさんは「え～、難しい事聞かれたら分からない」と言っていましたが、「大丈夫、大丈夫」となだめながら送り出しました。

スリッパ論争が過熱

私は現地キーボックスの場所と番号を伝え、そしてスリッパを渡しました。

その際、私は「分かっていると思うけどタタミはスリッパで乗ったらいかんよ」と言うと、Aさんが血相を変えました。下記のやり取りです。（標準語と久留米弁がごちゃ混ぜになりますがご容赦願います）

A：えっ！なんで？新築やろ？（スリッパの裏を確かめながら）これキレイやん。なんで乗ったらダメと？

私：そりゃスリッパで畳に上がったらいかんやろ、フツー

A：フツーって何？フツーって何を基準に言いよると？

私：いや別に基準と言う問題じゃなくて、日本人の文化じゃないの

A：それは分かるよ、でも新築よね？だったらなおさら畳を汚したらダメよね？

私：タタミって汚れるの？

A：当たり前やん、今は冬だからそこまではないにしても朝からずっと履きっぱなしの靴下よ、キレイなはずないよね、その汚い靴下で畳に上がったらお客さんはどう思う？嫌じゃない？特に夏なんか汗かいてギトギトよ、その足で畳に直接乗ると汚れが染み込むよね、お客さんによっては嫌がる人もいるよ

私：でもみんなスリッパ脱いで上がりよるよ、それがマナーじゃないの？

A：それは分かるよ、でも汚い足のまま畳に上がるのは衛生上よくないよ。そして、そのお客さんが物件を気に入ったらなおさら思うよ。´わっ、この人、靴下のままで畳に上がって足跡が残ったわよ。せっかく買いたいと思ったのに。やっぱやーめた´って思われたら本末転倒よ

私：じゃあどうしたらいいん？

A：一言「汚したくないのでスリッパのまま上がらせてもらっていいですか？」と断りを入れてから上がればいいんじゃない

私：でもキズが付いたらよくないよね？

A：それは当然、なので断りを入れて、そのついでに「傷つけないようにそろりそろりと歩きますので」と付け加えたら完璧じゃね。

私：（ちっ、めんどくせ）そんなことわざわざ言う人いないよ、やはり日本ではマナーや文化が最優先されるよ

A：そやろね、好きにしたらいいよ。

私：はいはい

和室を汚さずに内覧する方法は？

え～こんな感じのやり取りがあったわけですが、Aさんも私も決して間違ったことは言っていないと思います。

日本独特の文化とマナーがそうさせているだけであり、畳がなければそのような問題はないわけです。

今回は新築です。中古であれば絶対スリッパは脱がないといけませんが、新築だと配慮が必要となります。

ではどうしたら靴下のまま汚さずに内覧できるのか？

2つ答えが出ました。

それは、畳の上に何かしらのシートを敷くということと、営業マンはそもそも畳に上がらないという結論に至りました。チャンチャン．．．

皆さん、お気を付け下さいませ．．．。