久留米の家賃相場は繁忙期(2月~3月)に安くなるのをご存知でしたか?
人口減少と比例することなく建っている傾向にあり、このままの状態が続けば需要と供給のバランスが悪くなり、どんどん空家が増えていくでしょう。
久留米の家賃相場の変動
夏場が本格化する前の梅雨の時期、どんな商売でも閑散期と呼ばれ、繁忙期なのはコインランドリー経営くらいなものでしょうか?
人の出入りが少なく、雨が降るのか降らないのか分からない天気だったのが一転、異常とも思えるゲリラ豪雨、このようなときに「家を買おう」とか「引っ越そう」など思いませんね。
そして、諸説ありますが、夏が過ぎて少し秋の気配を感じ始めた9月頃から、不動産業界では第2の繁忙期と呼ばれ、人事異動などがあります。
その時期は普段日曜日に休んでいる店も9月と10月は店を開けたりします。
そして11月になると一段落して、12月になると少~し忙しくなりますが、正直年末まではそれこそ引越しどころではないというくらい閑散期に入ります。
そして、1月に入って少しずつ電話が鳴り始めます。
大手の賃貸不動産業者様なんかが正月から「〇〇の賃貸!」とTVコマーシャルで賑わせます。
そのときから不動産や全体が繁忙期に入ります。
正月で帰省していた家族の一員が´あぁ~そう言えば部屋を探さねば´と思い始め、ちょうどそのときに寝転がってテレビを見ていて「〇〇賃貸」と流れていたら、その不動産会社はラッキーです。
ですが正月の元旦から本当に店を開けているのか?確かめたことがないのでわかりません。
不動産屋の一番の繁忙期は?
そして、1月後半から2月一杯にかけて大繁忙期に入ります。それが3月後半まで続きますが、ここ数年で良く聞く話が「繁忙期の期間が短くなってきた」という声です。
たしかにそれはあると思います。それが冒頭で説明した需給のバランスが悪くなっているという事とは決して無関係ではないはずです。
その証拠にと言えばなんですが、ある大手ポータルサイトのデータによると、2月~3月の一番不動産屋の書き入れ時に家賃が下がっているのです!
これはどういうことか?自分なりに検証してみると、答えは簡単です。
あくまでも全国的な賃貸全体の視点に立つと、入居率が悪くなっているため、人が一番動いている期間に入居してもらおうという配慮があるからで、その期間に入居してもらわなければ、じゃあいつ入居するの?ということですね。
私は賃貸に関しては´木を見て森を見ず´の状態でしたが、こうやって家賃推移の全体像が浮かび上がると「なるほどねぇ」と思わず唸ってしまうほどです。
とても意外ですね。私はずっとその逆と思っていました。
繁忙期に家賃を下げる?
繁忙期にはオーナーも管理会社も強気で「家賃を上げてでも入るよ」と思ってその期間だけ家賃を上げているものとばかり思っていました。
それがまったくの逆転現象が起きており、今では逆に「家賃を下げないと入居してもらえない」と完全に借り手市場になっています。
当然のことながら、新築嗜好が強い日本人ですから、新築プレミアム価格が付いてでも「新しい所に住み替えたい」という人もいれば、「少々家賃が高くてもガレージが付いた物件に住みたい」とか、何か他と差別化した真新しい物件も人気があるのは事実です。
あくまでも賃貸物件全体の傾向なので、地域によっては「うちはそうじゃないよ」というお叱りを受けるかもしれませんが、ご容赦願います。