必読!看板を立てると間違いなく隣地や近所から連絡がある説~~~!
すいません。お盆で完全休暇を取っていてブログ更新がおろそかになってしまいました。
どこでも今日(16日)までが一般的なお盆でしょうか。地域にもよると思いますが…。
ま、たまにはゆっくり休暇を取りましょう。
私はそんな悠長な事を言っている場合じゃないんですがね。(笑)
我々は物件ありきの仕事をしている以上、物件が商品となり得ます。
その物件を「売ってください」と言われたら何が何でも売るための努力をします。
そのためには土地であれば看板を設置します。
そうすれば「あそこ売りに出てるよ」と近所の人がまず目にします。
すると、「いくらだろうね?」と興味を持ちます。
近所の人は必ず興味を持つ
行動力のある人はすぐに携帯片手に看板に書かれている不動産屋に連絡をします。
「いくらでしょうか?」と。
それはよくあることで、「このお客さんは単なる興味本位で連絡してきている」というのが直感的にわかります。
それは電話の印象や雰囲気でわかります。
訳ありの場合はすぐに連絡あり(笑)
興味本位以外に連絡があるとすると、それは決まって昔から何らかのトラブルがある土地です。
クレームがある土地の場合、「それきた!」と言わんばかりに連絡があります。
連絡する人というのは正義感溢れる人で、その地区を代表して連絡してきます。
こんな感じです。「あのさぁ、お宅の土地、木の枝が出っ張ってきて車に傷が付いて困るんだよ!大至急どうにか
してくれよ!」という風に。
それまでは自分で調べようと思えば調べられたはずなのに、そんな面倒臭い事は一切せず、不動産屋の看板が立った途端に連絡があります。
「お宅の土地」と言われても仲介である以上、不動産屋の所有物ではありません。
なので、「わかりました。弊社は仲介ですので所有者に連絡してみます」と答えるしかありません。
すると、激怒する人がいます。
「これまであの人には何度も言っているんだが何回言っても何もしてくれない。お宅が売っているんであればお宅が何とかしてくれよ!」と無茶苦茶なことを言われます。
それでも、「何とかしてもらうように必ず私から言いますので、もうしばらくお待ちください」と伝えてその場は納めます。
その後、所有者にはその旨を伝えますよ。すると決まって「あぁ分かった、するする」と。
これを´スルスル詐欺´と言います。なかなか動いてくれません。
するとまた近所の代表者から連絡があります。
「あれから大分経つけど一体どうなっているの?」と、「すいません。伝えてはいるんですがねぇ」と。
最終的な解決法とは
これは民民での問題ですので、あくまでも最終的にはお互いの話し合いということになります。
そのためには両者が直接対決するようなことはなく、不動産屋がそこまで仲介をすることになります。
不動産屋がなぜそこまで仲介するのか?
その理由は簡単です。両者ともお互いで話をしたくないからです。
面倒な事に巻き込まれたくないのが人間の性(サガ)というもので、誰でもトラブルを起こしたくないし、言ったことによって恨まれたくもないからです。
なので仕方なく不動産屋に言っているというだけで、我々というのもあくまで善意の第三者的な立場になります。
なので、所有者が「するする」と言っていつまで経ってもしてくれないとき、誰かが先陣切って「じゃあ勝手に切りますからね」と言って切るしか方法がないのです。
しかも有無を言わさず強制的に。それはそれで問題もあると思いますが、動かないのであれば仕方ありません。
この手のトラブルというのはいつまでもなくなることはありません。皆さん、ご注意を。