猫可物件にしたのに入居が決まらない驚愕の理由がそこにあった!?
今は空前の猫ブームだと思います。
数年前まではこんなこともなかったように思いますが、LINEやツイッター等のSNSの影響、そして少子高齢化の影響もあるのでしょうか?
様々な癒し系の動画や画像がタイムラインで流れ、結構見てしまいます。
それを見ると「あ~なるほどね、かわいいね」となっちゃいます。
もし知人が「もらってくれないか?飼い主がいないんだ」と突然言ってきて、それがとってもかわいかったら…。と思うと、ひょっとしたら飼ってしまうかもしれないですね。
ではそれが賃貸物件で「ペット不可」だったらどうされますか?
黙って飼いますか?いつかそれは大家さんにバレます。「バレてもいいやぁ」と開き直っている人もたくさんいると思いますが。
今や猫を飼う方が多く、管理会社から「ペット可物件だけど犬は良くても猫はダメという物件が多いんですよ」と言われるのもまた事実です。
ペット可物件のほとんどは犬が可能
世に出回っている賃貸物件で「ペット可」というのはそのほとんどがワンちゃんです。
ペット=犬というイメージというか昔からの風習というか、「猫は大丈夫ですか?」と大家さんに聞いたら「猫~っ?猫はダメだよ傷付けるから」となります。
であればですよ、最初から「犬のみ可」としておけば良いのです。
猫可物件も最近は多くなってきた
この最近の猫ブームを大家さん達が見逃すはずはありません。
この空室大国になりつつある日本の賃貸市場で、差別化を図らなければ決まるものも決まらなくなってきます。
「猫1匹くらい大丈夫」とおっしゃる大家さんが多くなってきました。
もちろん、猫は爪とぎをしますので柱に傷が付いたり、臭いがどうしても部屋に染みつきますので、その分の原状回復費用は予め敷金として2カ月か3か月分は多く払う必要があります。
飼い主からすれば猫でも犬でも家族の一員です。物ではありませんので、とにかくそれが第一条件なんです。
猫可物件でも決まらない理由とは?
猫は知っての通り、多産動物です。なので1匹しか飼っていなければ問題ありませんが、じつはあるアンケートの実態を見て驚愕しました。
一匹のみ飼っている・・・45%
二匹以上飼っている・・・55% だったんです。
つまり、半数以上の家庭では2匹以上飼っている実態が浮かび上がっているのです。
どの物件でも「2匹以上OK」という物件はあまり見たことがありません。猫専用物件はありますが。
こないだのご相談では、「うちは猫5匹いるんですよね」と言われ、それを聞いてしまった以上、大家さんに聞かなければいけません。
当然、大家さんの反応はNGでした。それはそうですね。鳴き声や臭い等を考えると周辺に及ぼす被害は結構大きいもの。
実際に私の管理している物件では増えに増え続け、1世帯に15匹位いる家庭がいますよ!ブリーダーでもやっているのかな?と思うほどです。
結論としては?
はい、どうせ猫可物件にするくらいであれば1匹限定ではなく、2匹以上にするべきです。
どうせ黙って飼われるわけですから、それなら大家さん側から「2匹以上OK」として敷金か礼金を多めにもらうかすれば良いのです。
そうすれば、だいぶん反応は変わってくるとは思いますよ。
しかし、猫専用賃貸物件というのは斬新ですね。猫は3次元に動く動物なので、駆け上がれる階段をいたるところに配置させ、ストレスを感じさせないような造りになっているようです。
人口がますます減っていく時代に動物は増えていくのかもしれませんね。