上階のペットの鳴き声がうるさいとの苦情,よくある話です,緊急対応がモットー

トラブル・クレーム解決事例

管理をしていると音の問題というのは必ず発生してきます。これは人の感じ方によって変わってきます。

「隣のペットがやかましいので何とかしてほしい」

「上の階の子供の足音がうるさいので何とかしてほしい」

神経質の方ならなおさらです。

逆に「賑やかなほうがいい」とおっしゃる方もいらっしゃいますので、人間とはある意味面白いといえば面白いです。

永遠に無くならない音のトラブル

一つの建物で集団生活をするといった前提がある以上、この手のトラブルがなくなることは永遠にないと思います。

将来、外部との音を完全に遮断することが出来る壁などが開発されれば少しはなくなるとは思いますが。

それこそ世の中建物すべてが戸建に変われば別ですが、これは「お互い様」という精神を皆が持っていれば集合住宅でもなくなるとは思いますが、そんな住人すべてが仲間意識を持って住んでいるわけではありません。

しょせんは他人同士ですから。

そんな苦情の連絡があった際、我々のサービスは解決することを優先にするのではなく、まずは「話を聞いてあげて寄り添う」ということです。

感情的になっている部分もあるからです。

もちろん、下の階(お隣さん)からの苦情ですので、その人からの話はもちろんですが、 上階(お隣さん)の人と会って話を聞きます。大事なのは絶対カドが立たないようにしないといけません。

迅速な対応が一番大事

まずは緊急に駆け付けてインターホンを鳴らします。出なければ名刺を置いて「後日伺います」旨を。

連絡が取れればまた会いに行きます。そしてこう言います。

「お子様やペットはいらっしゃいますか?」(この手の場合、大体いらっしゃいます)
「申し訳ありませんが、気にされていらっしゃる方がいらっしゃいまして、周りの方だとは思いますが、匿名で 連絡があったものですから、もしお心当たりがございましたら十分ご注意願えませんか?もちろん、音という のは人によって感じ方が違うため非常に難しいとは思いますが、まずはご注意をお願いできればと思います」という具合です。

それでも改善されなければ、それはそれでまた同じことを言いに行きます。そして、共用部分に貼り紙などで対応をします。

我々ができる範囲内と言えばそれだけなんですが、より事態が深刻になれば前回申し上げたADRという制度を使って、法律家の先生を交えて話し合いの機会を設けるのも一つの手だと思います。

何よりも迅速な対応を心掛けているカツキ不動産コンサルです。

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