久留米市立久留米商業高等学校、県内有数の文武両道学校です。
受験生諸君!シーズン真っ只中ですが、勉強頑張ってますか~~~!?
今日は高校の話です。久留米市西町にある久留米商業高校、我が母校です。
1896年創立ですので、120年以上の伝統校です。
場所は久留米市南1丁目で、西鉄天神大牟田線「花畑」駅から南へ約1.8キロ行き、西町交差点から西へ向かって左側にあります。
文武両道の公立高校、進路も様々
スポーツが盛んで、一昔前までは硬式野球一筋のイメージでしたが、今では柔道・剣道・空手と幅広い種類で活躍しています。
文科系でも、情報処理・珠算・電卓・簿記の全国大会に20数年連続出場するなど、特に電卓では団体・個人で全国大会優勝の強豪校です。(すいません、私も一応電卓とワープロの1級を取得しています、手先が器用なのか?)
商業高校なので卒業後は就職のイメージが強いですが、最近では進学指導に力を入れており、約半数は4年制大学に進学、4分の1が短大や専門学校、残る4分の1が就職だそうです。これには正直驚きました。
そして、就職内定率は100%というのも驚きです!
久留米の学園通り
その西町交差点を中心として東西に走る通りは通称「学園通り」と呼ばれ、西町交差点角には付属小学校、付属中学校、東へ行けば南小学校、牟田山中学校があり、1つの通りにこれだけの学校がある通りも非常に珍しいと思います。
ちなみに、久留米商業高校の裏側(南側)には知的障害のある子供達を受け入れる久留米特別支援学校もあります。
フミヤ様の南筑高校とは兄弟高
久留米商業の兄弟校として御井町にある南筑高校、公立高校としては同じ久留米市立で、言わずと知れた元チェッカーズの藤井フミヤ様の母校です。
その南筑高校と兄弟校と言われるゆえんは、同じ公立高校で久留米市立と言うことで、今では行われているかどうか分かりませんが、久南定期戦という野球の試合が夏の甲子園の予選前に行われ、何と昭和24年から始まって60数回も行われている伝統の1戦です。
久商と言えば野球、野球と言えば久商
久留米商業は当時(1980年代)は野球の強豪校として名を馳せており、野球と言えば久商というほどで、なんと、第1回夏の甲子園に出場した歴史のある野球学校です。
甲子園にも計9回(春と夏)出場しており、80年代のセンバツではベスト4まで進出しております。(準決勝では横浜商業に12対0で大敗)
私自身が在籍中であった1年生の夏の予選、あれよあれよと県大会で優勝し、甲子園に出場しました。
そのときは「おいおい、ウソだろ!?」という感じでしたね。
私も寝台列車に乗って応援に行き、1回戦、2回戦を突破しましたが、ベスト8をかけた3回戦で痛恨のサヨナラ負けを喫し、とっても悔しい思いをしました。
中学当時の私はあまり勉強しなかったせいで偏差値40位だった私が当時50前後だった久商を受けようと猛勉強、塾にも通い、当時は割と裕福だった香月家、家庭教師まで雇い、苦手だった英語を克服し、やっとのことで合格しました。
それでいきなり1年生の夏に甲子園出場、とてもびっくりしたのを覚えていますが、今やなかなか鳴かず飛ばずのようで、それ以来、チャンスは何度もあったのですが、甲子園出場は1度もなく、野球よりもサッカーが強くなっているようですね。
有名人輩出の伝統校
久留米商業出身の著名人は多く、久留米と言えばブリヂストン、その創業者である石橋正二郎氏、その石橋氏抜きには語れないのが久留米市でもあります。
久留米発展の原動力となったゴム産業の経営の基盤を作り上げたブリヂストン、一代で石橋財閥を築き上げたその手腕たるや久留米を代表する第一人者です。
その他、プロゴルファーの馬場ゆかり、日本メジャー1勝を含めて通算3勝を挙げており、久留米出身のプロスポーツ選手の中では有名な存在でしょう。
それと今は亡き、道仁会初代会長・古賀磯次氏も久商出身で、柔道部に所属し、全国大会でも優勝しています。恐るべし!