図面紛失の中古住宅,方眼紙を使用すれば間取りは簡単に描けます

その他

中古住宅を販売する際、所有者からの依頼により、まずは我々不動産仲介業者が査定訪問するわけですが、即決される方は直ぐに「もうあなたを信用して任せます!面倒なんで早く売ってください。お願いします!」とこうなります。

初動対応は非常に重要

私は「まぁまぁ慌てないでください。それまでに調査をしないといけませんし、間取りも作らないといけませんので、当時の建築図面はありますか?」と聞きます。かなり古い物件だと大体、

「もう無くしましたよ」と言われます。それは´探してもないだろう、探すのも面倒くさいし~゛と言った意味も込められています。

そんな時はすかさず方眼紙をバッグから取り出し、フリーハンドで書きます。

定規をあてたりする訳でもないためグチャグチャになります。上の写真のように。

でも自分だけが後で間取りを作成するときに分かればいいだけですから。

間取り作成は重要

私がこの不動産仲介業という仕事を始めたとき、私自身が間取りに対してあまり頓着しないタイプでしたので、「間取りなんてどうでもいいんじゃないの?」と、方眼紙も使わず、ぺらっとした紙に適当に書いて、会社に帰って事務員さんに渡していました。

そのときは事務員さんが下書きをもとに作成してくれるわけですが、あまりのずさんさに、あきれ返っていたようで、

「ここ窓はないの?」
「開き戸なの?引き戸なの?」
「これじゃホールが入らない」
「このスペースは何間(1間=1.8m)あるの?」等々、突っ込みどころ満載で、そのたびに「分かりません。写真を見てください」と言って事務員さん を困らせていました。

今となって考えれば´なんていい加減な仕事をしていたのか´と反省しています。

それが今は方眼紙を用いて書いていますので、汚いですが、ちゃんとメジャーで寸法を合わせ、「ここは半間、ここは2間ある」とかブツブツ言いながら書くようになりました。

時間的にどうでしょう、一般的な4LDKだったら現場で15分もあれば書けるのではないでしょうか?

そこまで自分なりに分かりやすく書くと、後でかなりラクです。そのまま書けば良いだけですから。

方眼紙、不動産屋にとってこれはかなりの必須アイテムです。

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