トラブル・クレーム解決事例

弊社は現在、不動産仲介業を生業としており、売買の当事者になり得る事はなく、あくまでも仲介です。

当事者になる事もたまにはあるのが不動産業の醍醐味でもありますが、そこは期待薄ですので、本業は仲介という事になります。

仲介ということは、下記の方々と深く密接に関わる事になります。

• 売主
• 買主
• 金融機関（銀行、フラット35）
• 司法書士

司法書士は最後に少しだけ登場してくるので度外視で良いのですが、最初の3者は当然ではありますが、最初から引渡しまで特に密に接する重要な方々です。

その3者が同じ温度の欲で成約まで持っていければ良いのですが、残念ながらその体制が途中で崩れてしまう時がたま～にあるので厄介なんです。たまーにですよ。

それが一体誰なのか？それは金融機関です。

金融機関は上から目線？

金融機関は案件が来ると担当者が割り振られ、その担当者が責任を持って（？）買主に融資が受けられるように手配するのが仕事なのですが、そこは一会社のサラリーマン、時間に追われ、時として感情的になり、我々を振り乱す事があるのです。

我々が振り回されるという事は、ひいては買主と売主も振り回されることになります。そのことは金融機関は全く分かっていません、というより分かろうともしません。残念ながら…。

先日の事例ですが、順調に売買契約が進み、物件立ち会いや金銭消費貸借契約も終わり、あとは決済（引渡し）を待つのみ、というところまできた段階でした。

その決済の3日前、金融機関の担当者Nより連絡がありました。ここでイニシャルだけ暴露いたします。

Y住宅ローンのNという担当者です。

特定されても大丈夫です。Y社との付き合いがあったとしても、もうNには2度と会う事はありませんから。

決済3日前に信じられない事が⁈

そのとんでもないNとのやり取りを記載します、Y社は悪くはなく、Nという人物がとんでもないです。

N:先日頂いた火災保険の見積書ですが、買主の氏名が記載されていなかったので、本社から至急送るように言われています。

私:あ～、その書類ですね、名前の記載がありませんでしたか？申込書には氏名は記載しますが、見積書ですので、たまに記載漏れはありますね

N:FAXで送って頂いてよろしいでしょうか？

私:もちろんいいですが、今出先ですので、直ぐには送れないのですが。

N:何時くらいになりそうですか？至急なのですが。

私:至急と言われましても…。3時間後の16時くらいになりそうです。

N:（怒った口調で）じゃあ決済をずらしますか？

私:はあ⁉︎あなた何を言うんですか？それくらいでずらせる訳ないでしょう！まずは本社にその時間でも良いか確認するのが先でしょう？私の確認ミスもありますが、そもそもあなたの確認ミスじゃないんですか！

N:はい、分かりました

私:何が分かったんですか？

N:本社に連絡し、FAXが16時半になる事を伝えます。

私:それでいいんですね？伝えるだけでいいんだったら、わざわざ´決済日をずらす´など言わなくてもいいでしょう？

N:はい、すみません

私:すみませんじゃなく、そんなバカみたいな理由で簡単に決済がずらせる訳ないでしょう？みんなが大迷惑ですよ！

N:はい

こんな調子です。どう思われますか？

決済というのは残金の支払いの事で、同時に鍵の引渡しや登記手続きを行う事を指します。そのようなおめでたい日は直前に決まるものではなく、2週間前や3週間も前に決めておいて、それに合わせて買主は引越しの日程も決めたりする訳です。そのとても重要でおめでたい日をですね、自分のミスを棚に上げ、ブチ切れ気味に「決済ずらしましょう」などとよく言えたものです。

そんな調子でよく金融機関の営業マンが務まるのかと不思議で仕方ないです。

その一連の騒動のあと、Y本社に連絡、事の経緯を説明すると「それはあり得ない対応をしてしまいました。申し訳ありません」と謝罪されましたが、結局Y社も同じ穴の狢です。電話で謝罪のみです。

「Y住宅ローン」という会社は今後もひょっとしたら取引の可能性はありますが、担当は当然N外しです。Nだけは出入り禁止ということです。

Nに対しての今回の騒動はこの一言だけではなく、それまでの何回かのやり取りのなかでも「？」と思う事が多すぎたんです。積もり積もったものが最後に´きた！´という感じです。

今回は私とNの間だけのちょっとしたトラブルですみましたが、このような人物は関わっているといつか大きなミスをやらかします。

このブログを同業者が見ていたとしたら、私に確認の連絡をお願いします。このNだけは絶対ダメです。

すみません、今日は強烈なディスりブログとなってしまいました。

皆さん、お気を付けくださいませ。