家を買う人、買えない人,買ってはいけない人は最初から決まっている?
家は一生のうちで大きな買い物です。
ですが、1番大きな買い物ではないと言う人もいます。その人から言わせたら「保険が一番大きな買い物」と言います。
その理由は、「実態がないから」とのことです。確かにそうですね。有事の際に初めて発動する商品と言えば生命保険であったり損害保険です。
払い損の人が大多数ですから、利益を出す人は極一部ということです。
その点、不動産は衣食住の一つです。土地と家がありますので、保険と違って大いに実態があります。
その家をずっと賃貸だけで済ませようと思う方に対して否定はしませんが、眼前に迫っている購入の機会を逃すのは何とももったいない気がします。
親類を連れてこないと決めれない人は買わないほうが良い?
よくいらっしゃいます。家族で家を見に来て本人たちは気に入っているにもかかわらず、´決断できない人´というのが。
「いやぁ、親に見てもらわないと」とか、「兄弟が近所にいるので見てもらう」という方が。
これはよく意味が分かりません。どういう気持ちなんでしょうか?
これなら分かります。「もう買う事に決めましたので、報告の意味で親に見てもらいます」と。
そして決断できる人というのは、再案内の際には親御様にこう言っています。「ここに決めたよ。お父さんお母さんが何と言おうと私達はここに住むことに決めた」と。
それに反対する親御さんはいないと思います。
家の購入は男女の出会いと同じです。「私はこの人が好き」と言えば誰が何と言おうと「好き」という気持ちは変わらないのではないでしょうか?理屈ではないんです。
その判断を親に委ねる人というのはどうなんでしょうか?そういう方は一生購入しないほうが良いと思います。
ちょっとディスっていますが、不動産屋としての本音をいつも書いていますのでご勘弁願います。
家を買う人は最初から前向きに見ている
家というのは世の中に2つとして同じものがありません。その中でどれが一番自分にとって暮らしやすいのか?資産として残していくにはどれが一番良いのか?の判断をします。
「気に入れば買ってもいいかな?」「ローンが通ったら買ってもよいかな?」とおぼろげに思いながらも、もう一人の自分が´ローンはちゃんと払っていけるのかな?´と言いながら葛藤が始まります。
でも本心では自分にとって都合が良いように考えているものです。欲しいという気持ちがあって内覧しているわけですから前向きです。
当然、同居する奥様や子供様の意見も取り入れながら生活動線もイメージします。
マイナス的な要素も打ち消している
100点満点が取れる物件などありません。必ずどこかにマイナス点がありますが、前向きな方はそのマイナス点をプラス要素で打ち消していき、限りなく合格点に近付くように持って行っています。
- 前面道路が狭いけど交通量が少ないからいいね
- 隣りの家が接近しているけど擦りガラスだから問題ないね
- 庭が狭いけど草取りする範囲が狭いからいいね
- 縦列駐車だけど1台は頻繁に動かさないから縦列でも問題ないね
- 高級な家ではないけど、性能が良さそうだし何と言っても安いからね 等々
上げればキリがありません。こうやって家を買う人というのはマイナス要素を自らどんどん削除しています。
場所ではなく間取りだけで気に入ってくれるケースも結構あり、「わっ!これはいい」と一瞬で心が動きます。
逆に買わない(買えない)人は前述したように他人に判断してもらおうとします。
「住むのは誰ですか?」と心の中で言っていますよ。
ゴールデンウィークも終わり、梅雨から夏へと不動産屋にとっては試練の日々が始まりますが、カツキ不動産は年中無休で頑張ります!