芸能人の家はプレミア価格?3億円の物件を5億円で売る事はありなのか?
今日の芸能ニュースを見て驚きました。
あの元TOKIOの山口達也氏の家が5億円で売却予定だそうです。
しかも、購入時の価格が3億円です...。
カツキなりに想像すると、
- 新宿からほど近い高級住宅街の一角で100坪
- 300㎡の豪邸
- 2016年2月築
新宿からほど近いというのがよく分かりませんが、新宿のど真ん中であれば坪300万は下らないと思われるため、´ほど近い´という表現からして、仮に坪200万と仮定すれば、土地だけで2億円です。
家自体の査定は割と簡単
300㎡は約90坪です。豪邸といわれる家の大きさの程度はそれくらいです。
それを大手建設会社で建てると坪辺り60万~70万ですが、これほどの芸能人が安っぽい家を建てるとは思えないため、坪100万くらいと仮定します。
すると、100万×90坪=9千万円です。
したがって、土地2億円+建物9千万=約3億円の価値というのはあながち間違ってはいないと思います。
それが通常価格だと思います。
そして、2年数ヶ月経過しているため、通常であればそれより2,3千万は安く売りに出すのが一般的でしょう。
芸能人の自宅はプレミアが付く?
それを経済事情?(治療費、養育費等々)だか何だか分かりませんが、5億という破格の価格で売りに出されているというからびっくりしました。
どんなに山口氏のファンだったとして、どんなに腐るほどお金を持っていたとしても、一般価格の倍近くの価格で買う人などいるのでしょうか?
プレミア価格が付いたとしてもせいぜい1割か2割のアップ程度じゃないですかね。
他に探せばあるのではないかと思ってしまいます。
「芸能人が住んでいたから?だから何なんだ!?」という話も一方で聞こえてきます。
不動産会社は仲介してよいのか?
記事では不動産会社と接触しているとのことで、水面下で売却活動をしているとの事。
不動産屋は正直言いまして、売主さんが「いくらで売りたい」と強く要望されればそれに従うのが原則です。
ですが、相場は知ってもらわないといけません。
相場との乖離差があればあるほど物件は売れませんし、長期化する事によって地価が減少して結局安くしか売れなかったというのはよくある話です。
なので、我々は相場を知らせる事、そして理解してもらう事を最初に話して、販促活動の中であまりにも反響が悪かった場合はそれを知らせながら、また相場の話をします。
極端な話、相場が1億円であっても売主が「10億で売りたい、それ以下はビタ一文負けない」と言われれば、それはそれで受けます。
それを「高請け」というのですが、結局そうなると会社の宣伝用の物件ということになります。
そうならないように、あくまでも相場で売れるような価格帯で売る事が結果的に一番高く売る方法と言えます。
皆さん、ご注意ください。