大先輩の「資格取得志向」発言に驚いたその理由とは?本当に大事なものは…。
先日、いつも一緒に食事をしている先輩から連絡がありました。面倒見は良い先輩です。
いつも話す度に他愛もない、かつ取り留めのない話になるのですが、それでも身になる話が随所にあるため、特に嫌なことはありませんでした。
元の勤務先の先輩
その先輩というのは私が以前勤務していたN不動産です。
福岡市内をメインとした誰もがその名を知る名の知れたNですが、やたらと従業員数が多く、Nという名前にすがり付いて中身の少ない従業員が多いため、私が従事していた時には「おたくの社員さんはあまり仕事を頑張らないね。天狗になっているのと違うの?」とよく言われたものでした。
私は違いますよ。最初から独立志向が強かったため、一生懸命に仕事していましたよ。(笑)
そのたくさんの社員の中で今でも付き合いのある人は3,4名です。
そのうちの1人である大先輩ですが、正直中身が薄いです。(笑)
知識はそれなりにあるものの、人とのコミュニケーションが多少不足している人です。
すいません。今日は少しその先輩とNをディスりたいと思っています。
なのに10数年在籍していて、半年ごとのノルマは一応クリアしていて毎期ギリギリの数字で首の皮一枚つながっている状態です。
相続診断士を会社から無理に取得させられる?
それだけ中身の薄い会社です。思った通りやっていることもかなり薄いです。
相続診断士という資格を取得する事を従業員に一斉に強制したのです。
もちろんその費用は会社が払いますが、私はその話を聞いたときに唖然としました。
「相続」と名の付く資格はたくさんあります。
- 相続士
- 相続診断士
- 相続コンサルタント
- 相続アドバイザー
- 相続カウンセラー 等々
なんでしょう?これは。何が一番格式が高いのか?一般人にはさっぱり分かりませんね。国家資格ではなく、すべて民間資格です。
単なる金儲け団体です。いわゆる´橋渡し商売´といって、専門家(主に税理士)につなぐ役目です。
この資格に何の意味があるのでしょうか? 単なる見かけ倒しの名前だけの資格です。
資格で仕事をする訳ではない
資格というのは一生ものではありますが、人間の脳というものは忘れるもので、資格は活かさなければ´絵に描いた餅´です。
いくら資格を持っていても忘れてしまって何もアドバイスが出来なければ´持っていない´のと同じで、お客さんに対して「それは診断士ではわからないため税理士に聞いてください」となります。
それって何か意味あります?それでお客さんの心が掴めると思いますか?
それとは逆に資格を持っていなくても自分なりに相当勉強していて的確なアドバイスを行いお客さんからの信頼を得る営業マンもいます。
どちらに相談したいですか?言うまでもなく後者ですね。
何の資格に対しても「更新制度」というのがありますが、3年か5年後には更新しなければならず、数万円の更新料金が発生します。
それが民間資格の利益になっており、取得者はその餌食になっているのです。
それを名の通った会社が従業員全員に強制的に取らせる。まさに愚の骨頂です!開いた口が塞がりません。
先輩の口から驚愕の言葉が…
先輩とは次のようなやり取りがありました。
先輩:賃貸経営管理士って知っている?
私:もちろん知っていますよ。でも何もなりませんよ。
先輩:何もならないことは無いんじゃないの?
私:賃貸管理ってどのようなものか知っています?
先輩:いやあんまりよく分からないが持っていて損は無いんじゃないの?
私:そりゃそうですが、独立でもするんですか?
先輩:いや、先々のために持っておけば君の会社でお世話になるとき役に立つと思って。
私:はい~?管理ってそのほとんどはクレーム処理ですよ。資格とは関係ないですよ。
先輩:でも資格は必要だろ?
私:必要ないです。資格で仕事をする訳ではありませんから。勘違いしています?資格で飯は食えませんよ。
先輩:いやでも資格は持っておかないとダメだろ。
私:まずは実務が全てです。資格はそれからです。順番が違います。資格で食えるんであれば誰も苦労はしませんよ。名刺に資格を刷るだけで食えるなら私は猛勉強して10個ほど取れますよ。
先輩:いやまずは資格を取らないと。
私:それはそれで頑張ったらいいですよ。(あきれて何も言えない私、腹の中では『そんなこと考えている暇があったら少しはお客さんの事を考えろよ!』)
仕事ができない営業マン
この先輩が福岡市内という大規模なバブル市場の中で売上が一向に上がらない理由はそこにあります。
考え方が明後日の方向に向いており、何か目新しいことで売上を伸ばそうという気持ちが全く伝わりません。
私の会社にお世話になるという言葉がありましたが、この先輩を雇う事は100%ないと思います。
逆にお金をもらうのであれば考えなくもありませんが、それでも有り得ませんね。
今日はすいません。こんな考えを持った従業員が多いN不動産のことをディスりまくりました。しかし何というレベルの低さ。皆さん、ご注意くださいね。