都会と田舎(地方),どちらが住みやすく、そして経済的なのか?その真相は?
都会と田舎、どちらが経済的にも有利なのか?そして住みやすいのか?
今日はそれについて言及していきたいと思いますが、何にしても一長一短あるのが現実です。
知人で都会に住んでいる人からたまに聞く話ですが、「人間関係にはもう疲れたので、引退したら田舎に一人で住みたい」と言っています。
これはある程度の年配者の方であと5年10年もすれば現役引退も視野に入れているような人です。
その話を聞くと、それはあくまでも個人的な理想と願望なのかもしれません。
ほとんどの人は、「一旦都会に住んでしまえば田舎には戻れない、たまに田舎に戻るからいいんだ」という人が多いような気がします。
経済的なのはどちらなのかを検証
まず家賃ですが、こちらは福岡なので福岡を例にすれば一人暮らしで1DKや1LDKの築古であっても場所が少々良ければ7万、8万はかかります。
それに都会であればあるほど駐車場がなく、別に借りる必要が出てきますので、別費用として1台あたり軽く1万は超えてしまいます。
それが地方ですと、築古でも場所が良ければ、せいぜい5万、6万も払えば普通に良い物件に住むことができます。
しかし、公共機関が充実していませんから、車は必須となります。
物件によっては2台確保できる場合も多くあり、別の場所に借りたとしても4千円、5千円と安いです。
家賃に関してだけ言えばざっくり計算したとしても都会と地方では3万~4万の差が出てきます。
食費に関しては
人間は食べていかなければいけません。かと言って毎日毎日コンビニ弁当や外食ばかりという訳にもいきませんから、自炊することにもなります。
外食一つとっても都会であれば昼間のランチ1,000円が、地方の定食屋であれば500円でお腹一杯という店もたくさんあります。
物価はどうかというと、都会であっても大型の激安スーパーは点在していますので、そんなに大きな差は出ませんし、どうかしたら都会の方が安い場合もあります。
なので食費に関してはトントンと言ってよいでしょう。
その他の経費として
生きていくうえではランニングコストがかかってきます。
- 消耗品(日用雑貨)
- 衣料品
- 友好接待費
- 水道光熱費
- 養育費 等々
すべてにおいて、地方より都会の方が高いため、月々平均に換算すれば3万~4万の差が出てきます。
そうなると、人それぞれご自身が置かれた環境次第によって様々だと思いますが、物価や文化の違いによって都会の方が高いのは当然のことです。
便利さを求めれば高くなるのは当然だが…。
先ほどの月々3~4万円の差額が出てくるのは当然としても、田舎のほうがお金がかかる場合があります。
その一つの要因としては「車」です。
今は若者の車離れという言葉も出てくるほど所有欲というのが薄れてきているとはいえ、地方に住むうえでは間違いなく必需品です。
田舎であればあるほど公共機関が充実していないため、数キロ離れたスーパーに行くためにはどうしても車が必要になってきます。
特にファミリー世帯であれば、旦那様と奥様で計2台というのが今は普通です。
その維持費というのは結構バカにならず、
- ガソリン代
- 日々のメンテナンス(オイル交換、タイヤ交換等)
- 車検
- 消耗品費
- 保険料
- 自動車税
- 車のローン代
以上が2台分となると結構な出費ですよね。
それだけで月々の3,4万という差額があまり変わらなくなってくるかもしれません。
「私は普段は自転車や徒歩、たまに公共機関を使うから車は使用しないよ」という人であれば良いのですが、車を使用するかどうかで大きく違ってきます。
以上、ざっくりですが、都会だろうと田舎であろうと「住めば都」です。