スマホ・パソコンが不動産業界を変えた?昔とは違う今の物件探しとは?
私の前職は賃貸と管理業、前々職は売買専門店でした。どちらかというと売買のほうが長いです。
そこで身に染みた体験談をお話ししたいと思います。
今の段階での私の不動産歴は約14年です。
昔はパソコンよりもチラシ
当初は紙媒体が多く、ほとんどがチラシ、雑誌が主流でした。
それだけパソコンに力を入れていなかったからです。それは当然のことです。
スマホなどもなく、ガラケーでしたし、通信料や通話料も高かったですからね。
今考えれば、携帯代金も7秒10円?というダイヤルQ2のように恐ろしいほど高かったです。
そして今やスマホ普及率が若者世代が8割を超える時代、私もそうです。なんか分からないことがあれば、目の前にパソコンがあればパソコンですし、なければスマホです。
なんという時代でしょう。スマホが普及し始めたころは皆が否定派、かくゆう私も否定派でしたが、今やLINEをしていなかったら、「えっ、なんでやってないの?」って思うほどです。
飛び込み来店は時代遅れ?
その情報がすぐ手に入る時代に、不動産店舗に飛び込みして「なんか良い物件ない?」な~んて言って探す人がいると思いますか?
よっぽど人間関係が取れている人か、通勤・通学途中にその店舗があるかでないと、なかなか飛び込み来店というのはしないのが実態でしょう。
あくまでも物件探しという入口は潜在意識にあるもので、おぼろげに
- いつかは住み替えたいなぁ
- いつかは新築を買いたいなぁ
- いつか親がいなくなったときに家はどうなるのかなぁ 等々
あくまでも脳裏の片隅にある程度のものですよね。
チラシやネット情報を見て「今すぐ何とかしなけりゃ」なんて思って直ぐに活動する人は皆無に近いでしょう。
それが不動産というのは´潜在意識商売´たる所以で、潜在意識とは辞書には「自覚がなく、行動や考え方に影響を与える意識、心の奥深い層に潜んだ意識」とあります。
まさに不動産商売というのはその通りです。
物販業とは違う業態
物販業であれば全く違うと思います。たとえば「ジャパネットたかた」なんかそうです。
CMでは口の達者な販売員がものの見事に商品説明を行い、消費者に訴えかけて「今すぐお電話を!」と言って購買意欲を高め、即効での購入を促します。
それとはまったく違った不動産業と言う業種、チラシや雑誌をどんどん打ちまくって、ラジオやCMでも宣伝しまくっていますが、それはあくまでも潜在意識に植え付けさせるためのものです。
相当な出費でしょうが、資金が潤沢にある会社だからこそできる宣伝媒体だと思いますね。
我々みたいな個人の弱小企業は到底太刀打ちできず、消費者がいざ行動を起こしたとなった時にその差というのは間違いなく出てくるでしょうね。
ですが、気になる物件に問い合わせて「担当者でないとわかりません」などと言っていたら即アウトですね。
というわけで、何の話かというと、今や「売る」も「買う」も、「貸す」も「借りる」もパソコン・スマホから業者検索、物件検索ができる。こんなに便利なツールはありません。
皆様、どんどん活用しましょうね。