水漏れの修理代を持つのは一体誰?全てがオーナー(大家)ではありません

トラブル・クレーム解決事例

緊急時の対応、それも不動産業者の仕事の一つです。

むしろ緊急時の対応こそが管理会社である不動産会社の必須業務と言えます。

  • 水漏れの対応
  • 鍵の紛失
  • 突発的な事件(火災、盗難、事件等)

正直、面倒と言えば面倒なのですが、それを面倒臭がっていたら管理会社など必要ありません。

管理会社の存在意義とは

それは緊急時はもちろんのこと、どれだけ「管理」という価値をオーナーに与えることができるかという事です。

誰がやっても同じ管理、ということであれば誰に頼んでも良い訳ですので、オーナーは安い会社に頼むか、特別な人間関係にある会社に頼むかのどちらかになります。

どれだけオーナーのため、そして入居者のために中立の立場で誠実さを持って対応するのか、ということですね。

退去時のトラブルが絶えない理由とは

住んでいるときは、設備の故障などで対応するのは当たり前ですが、退去時にトラブルが発生しやすいものです。

例えば、独身者に多いのですが、入居時から問題があったにもかかわらず、それを放置していた場合です。

多い例として、洗濯機置場の蛇口から水漏れがしていて、それを「ま、いいっかぁ」と放置した状態で何年も経過していると当然水がどこかに溜まります。

それが経年劣化によって床に浸透し、階下に影響を及ぼしたという例です。

それは突発・偶然・外来という条件には当てはまらず、保険適用外になります。

そして、それは入居者負担となります。オーナーから見れば当然のことです。「なぜ最初に言ってくれなかったのかね?」と。

入居時に確認する事

入居の際、それらの瑕疵(欠陥)というのは少なからずあるもの、クロスの傷とかですね。見れば分かります。

「それは私が傷付けたものじゃない」と証明するには写真を撮っておくことで、それを保管しておくか、管理会社もしくは仲介してくれた業者に渡すことです。

そして自分もその写真を保管しておけば完璧です。

なので、´放ったらかしていた´という入居者の重過失が明白な場合は入居者自身が全額負担という事になりますので、ご注意ください。

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