強制ではない任売売却の詳細,メリットとデメリットがあります。相場と比べたら?
任意売却とは?皆さんご存知でしょうか?
これを略して任売と言いまして、ご自分でまずは我々のような不動産屋に依頼をしなければなりませんが、電話1本して「査定でもしてちょうだいな」ってな感じで言えば、ピョンピョンと小躍りしながら営業マンが飛んできますよ。
任意売却は通常の売却と基本同じ
そして、普通の売却活動で済みますので、裁判所からの公告も何もありません。
不動産屋がポータルサイトといって、スーモやアットホームといったサイトに掲載をして買い客を募ります。
当然、住所・氏名などは掲載しませんので、特定されることもありません。
でも本当に探している人が狙いを付けますので、その特定された人は不動産屋に電話1本かければ場所は分かります。
それが分からないと、たとえ空家であっても、「まずは外見だけでも見たい」という人もいらっしゃるからです。
任売は強制売却(競売)と違って自らの意思で売却しますので、精神的にも後ろめたさはありませんし、気分もラクです。
なぜ任売するのか?
そもそもなぜ任売という手段を使うかというと、一言で言えば「お金に困っているから」です。
銀行担当者から「早く返してくださいよ~」といった催促に耐え切れず、「もう賃貸でいいや~」と思えば、担当者と´いくらで売却したらよいのか´という話し合いを行います。
なので、普通の売却とほとんど変わりはありませんが、「相場より安くても良いので」という前提があります。
その理由は、抵当権を外して債権額を回収しなければならないという銀行側の都合や判断があるからです。
任売選択に陥った際は開き直ったような上から目線ではなく、払えないわけですので、「よろしくお願いします」と下手に出たほうが無難でしょう。
適切なアドバイスをする不動産屋選びが重要
最初は、銀行側、債務者(売主)との問題であり、その後で不動産屋が入って仲介するわけですので、売るも買うも両者が最終的な判断をします。
それまでの過程についてのアドバイスは当然不動産屋がします。
もし、1棟物のアパートやマンションで、オーナー自らが住んでいた場合ですが、その任売という手段によって見事に売却が成立した場合、そのオーナーが今後その部屋に住み続けられるのか?という問題ですが、それは買主(新オーナー)との交渉になると思います。
もし、新オーナーが「賃料を頂けるのであればそのままでいいですよ」とおっしゃってくれれば、敷金や礼金を払
うなどして、住み続けることも可能かもしれません。
それは、新オーナーが投資用として購入予定か、もしくはしばらくは住むことはないといった場合に限られます。
不動産屋というのはそういった交渉事にも相談に乗りますので、そんなときはまず相談しましょうね。