必須アイテムのゼンリン地図、どこで閲覧可能?通販でトラブルも?

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正月も終わり、ようやく日常が戻ってきた感があります。

日常が好きな私は正月ボケも何もなく、張り切って仕事に打ち込んでおります。

さて今日はですね、不動産屋の必須アイテムであるゼンリン地図のお話です。

ゼンリンはご存じのとおり、北九州に本社を置く大手地図ソフトの会社です。

そのゼンリン地図、あの大きな冊子です。それが、不動産会社に勤務されている人以外はほとんど不要になりました。

なぜならば...。

今はGoogleマップが必須アイテム

今ではGoogleマップがあり、スマホで一発検索可能です。

私は物件の写真撮影に数カ所行く際には必ずGoogleマップで検索してから出発します。

「経由地を追加」すれば一度に9カ所も表示され、何ならどのルートが最短で回れるかも表示可能です。

これを利用しない手はありません。メリットばかりです。

しかし、デメリットも当然あります。

そのおかげで道を覚えることがなくなりました...。トホホ。

指示通りに行けばよいため、道を覚える必要がなく、考えることもなくなったんですね。ボケの始まりです。

こればかりはしょうがない部分もあります。文明の利器には逆らえません。

ゼンリン地図は必要か?

はい、我々は不動産屋です。1つの物件を取引するとなれば、その近隣の事情をよく知っておく必要があります。

道の事情、近隣に嫌悪施設がないか?川や水路が近くにないか?等々、ゼンリン地図がないと確認ができません。

そのゼンリン地図、今では個人情報保護法の観点から、どこの施設でも閲覧させてくれません。

数年前までは、市役所、郵便局等の公共機関に行けば誰でも閲覧可能だったのですが、今ではまったく見せてもくれません。

調べたところ、著作権法第10条1項6号に該当し、保護の対象となっているようで、 そのため、無断複製や無断使用は著作権に違反するそうです。

では我々はどうしているのか?下記のデジタウンを使用しています。

これはゼンリンから直接購入したもので、これがあれば事務所のパソコンからいくらでも閲覧可能です。

ですがご存じのとおり、古くなっていきます。私がこのソフトを購入したのは、開業した2017年ですから、もう8年が経過しようとしています。

8年経つとですね、近隣の事情が大きく変わりますので、3~5年に一度は買い換えないといけないのですが、何せそんなに使わない...。

しかもこのソフト、久留米市内に限定されており、周辺の鳥栖、みやき、八女、筑後、北野、三潴地区になると全く見れず、それらをすべて購入するとなると大変な金額になります。

1枚あたり3~5万円もしますからね、結構高額なのでそう簡単には取得できません。

ゼンリン地図はどこで閲覧可能か?

はい、ローソンです。どこの地域にもローソンは大体あります。

もちろん最新ではなく、古びたボロボロのものがあったりしますが、無いよりはるかにマシです。

もちろんコピーも可能です。これは便利です。

それを知ったのが10年以上前ですが、最近でもローソンには必ずあります。

セブンやファミマでも店員さんに聞いたりしますが、ほとんどありません。ローソンだけです。

大手ゼンリンの営業はしつこい?

おそらく営業ノルマがきつかったりするのでしょう。3か月おきに電話がかかってきていました。

「最新の地図が出ましたのでどうでしょう?」という連絡です。

私はそのたびに「いえ、まだ結構です」と答えてきましたが、5,6回ほどしつこく連絡が来たため、「もう連絡しなくて大丈夫ですよ」と回答しました。

それでもまだ連絡は途絶えませんでした。

10回目あたりには「必要な時はこちらから連絡するため、連絡は結構ですよ」と言うと、「もう古くなっていますよね?」との返答があり、「大丈夫です、まだ2、3年なので、必要な時にはこちらから連絡します」という押し問答がありました。

トラブルというわけではありませんが、しつこい対応でしたが、最近は収まっています。

皆さん、1年が始まりました。頑張っていきましょう!

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