家を買うという決断、その最大の理由とは…。その衝撃的なある出来事!
先日、ご購入いただいたO様との金銭消費貸借契約(以下、金消契約)を行ったときの出来事です。
この契約は住宅ローンの本承認がおりた後、金融機関との正式な契約のことで、重要な契約となります。
これが行われ、晴れて数日後の決済を迎えるわけです。
金消を行う場所は一般的に銀行借り入れであれば銀行で行いますが、フラット35であれば、金融機関の営業の方を呼んでお客様のご自宅にて行います。
金消契約をご自宅で行う理由
じつはこれ、ご自宅で行ったほうがいろいろとお客様のご都合が分かりやすくて嬉しいのです。その一つとして、お客様の生活感が分かるという事です。
引越し日程も数日後と迫っているというパターンが多く、我々も散らかっているのが分かっているため、無駄な気遣いをしてもらわなくてもいいというのもあります。
そして、お客様がなぜ家を買いたかったのか?その決断理由と言うのは何だったのか?ということも分かったりします。
家購入決断の最大の動機が衝撃的!
この金消契約に要する時間は約1時間です。ほぼ営業の方が書類を説明して十数枚もの書類に署名捺印をもらう行為がほとんどで、私は正直いてもいなくても構わない立場です(笑)。
ですので、結構家の中を見回したりします。
O様宅にお邪魔した際、「こんにちは~」と言いながら入ってテーブル席に案内され、座ったとたん分かりました。
上の部屋から何やら音が聞こえます。´ガタンゴトン´という物音であったり、´ガタガタ´という足音であったり。
私は´ん?このアパートは2階があるメゾネットタイプなのかな?´と思ったのですが、横では営業の方が忙しく書類の説明、O様も食らいついて「はい、はい」と頷きながら聞いていますので、私が話の腰を折るわけにもいきません。
しばらくして、ようやく話が途切れた時を見計らい、「ここのお住まいはメゾネットじゃないですよね?上にご家族がいらっしゃるわけではないんですよね?」と聞くと、O様は「これなんっすよ、2階がやかましくてね、私はあまり気にならないんですが、妻が気にするんですよ」と。
「普通に足音が聞こえますよね?」と聞くと、「はい、そうなんすよ、それでいて2階のお人が我々のところに来て『うるさいので静かにしてもらえませんか?』と言ってくるんですよ、それが家を買いたいと決断した最大の理由だったんですよ」と。
私は唖然としながら「普通、1階が2階に対して『うるさい』と言いに行くのは分かるんですが、逆は珍しいですね、でも今回は良かったですね」と言うと、「本当に良かったです」とおっしゃってくれました。
階下に影響を与えない戸建て
ご家族ですから、2階でお子さんがどんなに飛び跳ねようと、どんなに大声を出しても階下から文句を言われることはありません。「早く寝なさい」程度です。
ということは、お子様がのびのびと育つという事です。その環境をつくってあげるのも親の努めだと私は思います。
今回のO様がご購入いただいたM 町の新築、分譲されている土地で、隣地との距離があるため、通常の生活音が外に漏れることはまずありません。
しかも新しい家がたくさんある分譲地、昔から住んでいる人が権力を握っていることもないため、住むにはすごく環境の良い場所です。
もう完売したM町、O様のような人の痛みが分かるお方が住んでいると思いますので、お付き合いがとってもしやすいと思います。
人には様々な事情がありますね。ま、ご注意ください。