一生の買い物ではないのが住宅?悩みすぎると良い物件がなくなる?
これまでもこれからも当ブログでは「購入というのは一生の買い物ではない」と呪文のように唱えていきたいと思っています。
なぜかというと、実際にそうだからです。
家族構成で住み方が変わる
家族というのはその構成によって代が変わるたびに変化していきます。
特に女の子がいる家族、いつかは嫁ぎます。
これだけ晩婚化が進み、生涯未婚率も上がってきている世の中ですので、すぐには家を出ない可能性もありますが、それは正直分からないことです。
男の子がいる家族、いきなり何の前触れもなく「上京してミュージシャンになる!」と言い出すかもしれません。
つまりは、家族全員が今は仲良く一緒に暮らしているかも知れませんが、一生その形態が保てる可能性というは低いということになります。
子供がどんどん大きくなっていき、中学高校までは家で生活するかもしれませんが、大学、就職となってくると、家を出る可能性が出てきます。
親は死ぬまで家で暮らしたい
逆に大人はどうか、安心して老後を迎える準備をしてくるようになります。
どうやって安心に暮らしていけるのか、と同時に「死」というのを確実に意識しだしてきます。
ということは、生活の基盤となってくるのは間違いなく「住まい」です。
これは切っても切れない関係になってきます。
「夫婦二人になったら4部屋は広いから2LDKのマンションでもいいね」という会話はよく耳にします。
その時に一戸建てを所有していたらどうするか?
選択肢は2つです。売るか、貸すか?です。
ということは、今から購入しようとされる方、´永住するつもりで考えると家を購入することは難しい´ということです。
無駄に広い家も考え物
どう考えても4LDKのファミリー向け戸建に夫婦二人で住むには広すぎます。
たまに家族が帰省して大人数で泊まるということであれば部屋は必要にはなりますが。
人間年を取ると体が弱くなり、まず足腰に来るため2階に上がるための階段を登りたくなくなります。
これはまだ47歳の私自身が最近実を持って経験しております。
大は小を兼ねるではありません。持て余している部屋があると掃除も大変です。
窓を開けない部屋が多くあると風通しが悪くなり、ホコリもたまりやすくなり、湿気やカビの原因にもなり、よけいに掃除が大変です。
朽ち果てるのも早くなり、何もしなくなると雨漏りやシロアリ等の被害に気付かないケースも出てきます。
広過ぎると維持するのが大変
庭がある場合は草むしり等の手入れも大変です。
家を買う際は誰でも慎重になるのが当たり前です。
- 部屋数
- 土地、建物の広さ
- 駐車場
- 家事動線
- 間取り
- 立地条件
それは全て今の現状でのことだけを考えるお客様がほとんどです。
それはそれでいいと思います。それが普通ですから。
「そんな先の事まで考えないよ」というのも普通です。
なので、「これは良いなぁ」と思った検討物件があれば、即断即決することも必要になってきます。
そこで「一生の買い物だから」と悩み過ぎてまったく決断できない方がいかに多い事か、それはそれで人それぞれ考え方というのがあるので、否定するつもりはありませんが、悩み過ぎてせっかく良い物件に巡り合えたのに買い損ねたという話はよく聞きます。
「いつまでもあると思うな、親と物件」というの格言があります。そんなことわざなどなく、これは造語です。(笑)
次回は「物件購入は投資と考えれば非常に楽」と題して書きたいと思います。