世に1つしかない物件、買主様が被った場合はどうなるのか?本音を暴露!
不動産という商品、これは売り物ですが、他の商品と違う特殊なところがあります。
それは´二つと同じものがない´ということです。
1つの売物件があったとして、それが滅多に出ない地域であったり、特別な事情があったりすると、供給が一つであっても、需要が多数になることがあります。
需要過多の物件がたまにある?
えてして起こる事態がこれです。
1つしかない物件に1組、2組、3組と被さることがあるのです。
弊社がメインに行っている事業、新築建売であれば、多棟数の場合が多く、
- 最後の1棟
- 土地がここだけ広い
- 日当たりが良い
- 間取りが良い等々
理由は様々だと思われますが、1つの現場に4棟もあるのに1棟だけが大人気!というものです。
それが上記のような事情です。
「どうしてもこの棟でないといけない」という事情から、「1棟現場なのでここしかダメだ」というそれも事情です。
物件が多くて売れない供給過多の時代に、とってももったいない話ではあります。
しかし、この不動産業界、長くやっているとたま~に出くわして、とっても辛い思いをする場合があります。
1つの物件がなかなか売れないというケースがほとんどの中、1つの物件に殺到する、何とももったいない話です。
最後に決める権力者は誰?
これを言ってしまうと買主様から怒りの連絡がありそうなのですが、そこは仕方ありません。
もう言うしかありません。
買主様が被った場合、案内の順番でもなければ、意思表示をした順番でもありません。
条件が一番良い買主様を売主様が選定することになります。
我々仲介業者は一切の権力がありません。微塵もありません!
最終的には売主様が決めることになります。
ここでいう条件とは何か?
- ご近所様
- 売主様と特別な人間関係のある人
- 物件を大事に使ってくれそうな人
- 一切クレームを言わなさそうな人
だいたいこんな感じでしょうか、案内時、売主様が現地立ち合いをしていなかったとしても、それは売主様にすべて伝わります。
一組にしか売れない物件
この世に2つとない物件、中古物件に多かったりもします。
「絶対欲しい」という強い思いを持った買主様が数人集ったとしても、その中で買えるのは一組だけです。
殴り合いのケンカをして買主を決めるわけにもいきません。
ジャンケンでもありません。
購入意思を示した順番でもないとなると、これはもう´運´しかありません。
売主様がどの買主を選ぶのか? 我々仲介する不動産会社は一切のコントロールができません。
それは神のみぞ知るものです。
不動産はご縁物です。欲しい物件が手に入らなかったら、「ご縁が無かった」と思うのが一番良いのかもしれません。
ま、ご注意ください。