香月が住宅ローンの借り換えを断られた!?その理由とは...。
弊社の事務所は自宅兼用となっており、事務所は玄関から入ってすぐにあります。
たまたま間取が良かったので、4年前に事務所として使用することを決断しました。
元々は亡き母親が使用していた部屋です。ですので玄関から直通で事務所へ入れます。
もしこれが玄関からホールを通じ、リビングを一回経由して事務所へ行く間取りであれば、不動産事務所としての許可は得られません。
そりゃそうですよね、家族がリビングにいてそこを通らないと事務所に行けなかったらお客さんも困ります。
外から事務所として分かるのは看板と表札のみです。それが無かったらいたって普通の家です。
現在の金利は超低金利
約2か月前のアメリカの長期金利の上昇に伴うあおりを受けた日本も長期の固定金利が上昇傾向にあります。
1.04→1.07→1.10→1.12→1.11と、じわりじわりと上昇傾向の気配を感じます。
これはフラット35という金融商品で、優良住宅であれば当初10年間または5年間の金利が固定されるというもので、変動金利と比較し、返済価格が固定されるというメリットがあります。
とはいえ、当時のフラットはとっても条件が悪く、というより今の銀行の変動金利が条件が良すぎて雲泥の差があることは言うまでもありません。
ではなぜ香月は当時銀行から変動金利で借りなかったのか?
当時の私は年収が低くて銀行ローンが通らなかったからです!(自慢気)
先日、私は懇意にしているフラットの担当者にそれとなく尋ねてみました。
「私、9年前にフラット35で住宅ローンを組んだのですが、今の方が断然安いので借り換えできないか?」と。
住宅以外の用途は借り換え不可能
そうです。そうハッキリ言われてしまいました。
「香月さ~ん、自宅の一室を事務所として使用している実態がある以上、無理っすよ~」でした...。
「それは調べに来るのですか?」と聞くと、「もうすでに私が知っちゃっている以上無理っすよ」です。
「そうですか、そりゃ残念です」と。トホホ...。
私が9年前に借りたとき、そのような説明を受けたかどうかは分かりませんが、そのときはそのような決まりは無かったのでしょう。
あったとしても今となっては金融機関が調べに来るはずもなく、ローンを延滞したこともないため、「事務所として使っているじゃないっすか、ローンの残額の一括返済をお願いします」と求められることもありません。
フラット35の仕様用途は?
フラット35というのは国と金融機関が提携した個人向けの低金利商品で、あくまでも住宅用途として使用する人のために貸し出す商品です。
ですので、少し審査が緩いです。銀行で借りることができる優良属性の方は銀行の変動金利が良いのかもしれませんが、それは一概に言えない部分がありますね。
その低金利商品であるフラット、それを利益を目的とした事務所等として使用するのは用途違反になります。理屈はちゃんと通用しますね。
今からじわじわと上がっていくと予想される長期固定金利、今がチャンスと思ったのですが、残念!
皆さん、注意しましょうね。