何でも無料査定,土地,建物,マンション等、簡易査定はいくつあっても無料です。

その他

前の職場でのことです。ある1本の電話が鳴りました。

「土地の相続をする予定があり、兄弟達との話し合いがあるので、土地の相場を知りたい」旨の内容でした。

「当社の事はどうやってお知りになりました?」と聞くと、「〇〇さん(すでに退職)から以前お世話になっていた」とのことでした。

後日面談し、「東合川町の土地がいくつかあるので、大体のところでよいのでいくら位するのか教えてほしい」とのことでしたので、いくつかの指標を取出し、

「このあたりですと、道路付き、地形、面積の大小にもよりますが、22万~25万位」というような回答をしました。

簡易的な成約予想価格を提示

即日回答を希望されていたため、そのような回答になりましたが、それが即日でなければキチンとした´査定書´たるものを作成しますが、「大体でいい」という感じでしたので、私も大体の線で申し上げました。

でも土地の査定というのはあくまでも「予想」でしかありません。

売れるであろう範囲での査定ですので、特に値札を付けているわけでもない品物に値段を付けるわけですので、過去の周辺相場の取引事例が一番の判断材料になったりします。

いつまでに売りたいのか?

査定を依頼してくるお客様は様々な事情を抱えています。

その中で、

①今すぐ売りたい、金額はいくらでも良い
②今すぐでなくても良いが、金額はいくらでも良い
③今すぐでなくても良い。金額は絶対〇〇〇万円!
④今すぐ売りたい、金額は絶対〇〇〇万円!

上から順に我々としては歓迎いたしますが、我々不動産屋は´適正価格´というのを提示します。

売れもしない現実性が低い価格で引き受けることを´高受け´と業界用語で言います。

それはそれでよいと思いますが、私はそれは売主のためにならないと考えます。

結果的に早く売る方が高く売れる?

「その価格でどうしても」と言われれば仕方ありませんが、その場合は条件を付けます。

ある程度の期限をもうけて「この期間内に売れなかったら値段を下げましょう」と。でないといつまでも売れないで残った状態が続き、結局は下げて売ってしまったというのはよくある話です。

相場は我々が決めるものではありません。市場が決めるものなので、時と場合によっては「えっ!その金額で売れたの!?」とひっくり返りそうになるときがあります。

それは需要と供給が決めることですので、何も問題はありません。

それが商取引です。でもそんなことは非常に稀ですね。

銀座の土地であれば1坪5,000万が1億でも買いたいという人はいくらでもいると思いますが、ここは銀座ではありません。それ相応の相場というのがあります。

売主さんは「少しでも高く売りたい」
買主さんは「少しでも安く買いたい」という感情は当然のことです。

ま、いずれにせよ、相場からかけ離れた金額で売りに出すのは要注意ですね。

カツキ不動産では、少しでも街の活性化のために日々努力をしております。

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