世の中に売れない物件は無い!金額の問題だけで物件は必ず売れる?
良質の物件をインターネット上で見つけたとします。
不動産の価格は自動的に決まっているものではなく、
- 近隣の相場
- 取引事例
- 指標価格(路線価、公示地価等)
- 流通比率
- 売主希望価格 等々
最後の希望価格というのは曖昧ではありますが、「それでは絶対売れないだろう」という価格を提示される売主がいらっしゃったとします。
それでも何故か売れたりします。これは不思議ですが、単なる私の´思い込み´だったりもします。
以前、上司からこっぴどく叱られたことがあります。
安ければ誰かが買うのが不動産
まったく売れそうもない物件を査定した後の会話です。私が「この価格では絶対売れませんよ」と言ったらこんな風になりました。
上司:お前、この物件、タダだったらいるか?
私:いや、タダだったらもちろんいりますよ。
上司:だったら坪1万だったら買うか?
私:それでも買いますね。
上司:じゃあ売れるという事じゃないか!ただ金額だけの問題だ。売主を説得してこい! という風に。
タダでも不要な物件もある
世の中には負の資産というのは少なからずあります。
つまり´損´しかない不動産で、別名´金食い虫´と言われており、何の利用価値もない不動産を所有し、毎年何万もの固定資産税を払い続けているというものです。
このような物件を持っている所有者から「あんたもらってよ」と言われたことがあります。
さすがにそれは丁重に断りました。
その理由は、道路に面していないため建築不可で、尚且つ雑木林になっていたからです。
そうなると利用価値そのものがありません。
よっぽどその林で何か貴重なものが採れるとなると話は別ですが。それはありませんでした。
そこの固定資産税額を拝見すると、年間なんと12万!です。
´そりゃタダでもあげたくなるわなぁ´と思ったものです。
金額次第では誰でも買う
建築不可で利用価値が何もない物件は別として、大根が1本10円だったら誰でも買うのと一緒で、とにかく安ければ買うというのは一般人でも不動産屋でも同じです。
何かに利用して利益を生んでもいいし、利用せずとも売ればお金になるわけですから。
とにかく売る方法というのはいくらでもありますので、ご相談いただければアドバイスはしますよ。