2018年公立高最終志願状況発表!定員割れは必ず合格するものではない?

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先日、2018年度の公立高校一般入試の最終志願状況が発表されました。

全日制は1.25倍で、前年度と比較すると0.04倍低いという事で、そのぶん合格がしやすくなったという意味ですね。

公立でも市立は人気がある

公立高校でも県立と市立があり、市内では数が少ないものの人気が高く、そのぶん倍率が高く、1.52倍の数字が出ております。これは結構厳しい数値ですね。

久留米の市立高校は2校しかありませんけどね。(久留米商業、南筑)

全日制では全てのコースで定員割れしている状況です。

定員割れは100%合格するの?

素朴な疑問です。高卒OBとしてそんなことも知らねぇのか!と怒られそうですが、じつは意外な事実があります。これは知りませんでした。

例えば、入学定員が50人だったとします。そして、志願者が40人であれば倍率は0.8%になり、これが定員割れという事ですね。

では定員割れすれば必ず合格するじゃねぇか?という事ですが、じつはそうではありません!

な、な、なんと落ちる場合があるんです。そこの受験生諸君!油断したら大変な事になりますよ。

合格基準点を満たしていなければ、不合格!

普通に考えればですよ、定員を満たしてないということであれば誰でも入れるということで、名前さえ記載して後は白紙で提出すれば入れるという事です。

でもそれはそれでおかしいと思いませんか?バカでもチョンでも入れるという事です。

それが可能であれば誰もバカ高い私立高校を受ける必要もない訳です。

学校によって基準点というのがあり、それを満たしていなければ、「はい、君は残念でした。私立に行きなさい」となるわけですね。

必要最低限の数値は取らないと学校としても困るわけですね。

倍率はあくまでも参考程度

ですので、定員割れしていても日々の勉強は怠ってはいけないという事です。

そりゃ定員割れしている学校を受けるという事は、定員割れしていない学校より格段に有利ですよ。

通常であれば、試験の点数、内申書、面接の順番で決められていくわけですが、定員割れの学校は試験の点数だけでクリアすれば良い訳ですから。

それで落ちたら...。これは何とも言いようがありません。

受験勉強は長い人生でのほんの一瞬

学生諸君の勉強評価の目安となる偏差値、これは一生懸命勉強して得られる数値です。

極端に言えば、どんなに家で親に反抗的な対応をしようと、学校で先生に刃(歯)向おうと、外で悪行を働いて警察沙汰を起こそうとも、勉強さえして偏差値50を超えれば一応「優秀」という判断を下される訳です。

これが良いのか悪いのかは各個人の判断に委ねられるもので、人それぞれ価値観の問題にもなってきます。

人生80年、いや医療の進歩によって100年ともいわれる長い長い人生の中で、本気で勉強する時間というのは、ほんの一瞬です。

その期間だけ集中して勉強すれば、偏差値だけはその時だけ上がるかもしれません。そしてたまたま有名高校にでも合格した。

でも素行が悪く、その後、罪を犯して人生を棒に振ったという話はいくらでもあります。

中卒でも立派に経営者になった人もたくさんいますし、あの経営の神様、松下幸之助氏は小卒ですよ。

 

でも、その数ヶ月間、集中するという習慣を身に付けるというのは一つの社会勉強でもあり人生勉強でもあります。

面倒臭いなどと言っている暇はありません。

ほんの一瞬でも良いので、最後の力を振り絞って受験生には100%の力を出し切って頑張ってほしいと思います。

それでダメならいいじゃないですか。そのときは社会に出て勉強すればいいわけですから。

悔いの残らない人生を送ってほしいと切に願います。

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