欠陥(瑕疵)では無くても雨水の浸入があるって本当?対策処置としては?

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賃貸アパートも戸建て住宅も同じですが、窓がない部屋というのは基本的にありません。

そのサッシのレールから雨水が漏入してくるのを意外に知らない人が多いものです。

家の性能というのは段々よくなっているとはいえ、構造上というか物理的にも、レールからの水の浸入というのは有り得ることです。

欠陥ではない事もある?

その雨水の浸入を「すべてが欠陥」と思っている方は意外に多く、叩きつけるような強い雨風によってサッシのレールに降り注がれた際、どうしてもレール部分からの水が染みだしてきます。

その理由は、窓(サッシ)というのはレールの上に乗っかかっているだけの事だからです。

ということは言うまでもなく密閉状態ではないという事です。

密閉状態の窓ガラスもありますよ。よく最近の住宅で見かけますが、「はめ殺し」という開閉しない窓の事です。

FIX(フィックス)窓とも言われます。

あれはデザイン的な意味で設計され、はめたままの状態で開閉する事が出来ない状態です。それはレールがないため、逆に雨水の漏入があったら大変です。

それは別の話ですが、通常のレール付のサッシであれば、横からの強い雨が降り注いだ際、レールの山と谷の間をすり抜けて雨水が部屋内に入ってくるのは当たり前の事です。

対応策としては

台風状況を見て「何か対応策は?」と思うはずですが、賃貸物件は人様のものを借りている訳ですので、それなりの注意は必要です。「善良なる管理者のもとで注意して使ってください」という略して善管注意義務です。

それを怠ると過失として補修費用を請求される可能性がありますのでご注意くださいね。

この場合の対応策は、サッシのレール及び窓枠付近にタオルや新聞紙を詰め込むように置くことです。

そして、定期的に取り替えます。放ったらかしはダメです。そうすることによって雨水の浸入を最小限に防ぐことができます。

冬場の窓ガラス付近はどうしても寒い

構造的な問題は一切なく、どのような気密性が高い家であっても、そのサッシの窓が横にスライドさせて開閉するものである以上、外からの空気の流入を完全に防ぐことは出来ません。

もうそろそろ温かくなってくる時期とはいえ、リビングでくつろいでいる際、家族でこたつを取り囲む訳ですが、窓側に寝転がっている人はどうしても寒いです。

スースーして特に外気温が0度以下ともなると、とてもその状態で窓際に寝転がると辛いです。

それに引き換え、窓側ではない場所は寒くないです。エアコンもついていますからね。

今回は家の構造的な部分をお話ししましたが、「え?そんなの当たり前だよ」と思っている方もいらっしゃると思いますが、それがですね、私はこの商売を始めて直ぐの時はそのような構造になっていることを知りませんでした。

少しでもそれを抑えるためにペアガラスというのは今では必須になっているのだと思います。

皆さん、ご注意ください。

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