断熱効果が弱いと健康に悪い?外気温を遮る家づくりや対策が重要です
私が以前住んでいたことのある木造平屋建ての住宅、
家賃5万円
共益費なし
3DK
駐車場2台
築40年経過
昔からある農業従事者専用住宅、通称「農住」というもので、我が町長門石にはチラホラと見かける物件です。
築40年もすると老朽化が進み、あちこちが解体され、売りに出されるケースを見かけます。
確かにこれだけ古いと補修費用もバカにならず、いくらお金持ちの大家さんであれ維持するのにも大変です。
冬寒く、夏暑い
住み心地が本当に良いかというと冬は結構寒いです。
極寒の日に、仕事が終わって帰宅すれば、通常であれば´家の中は暖かい´というイメージがあるものですが、玄関から入った瞬間から外気の温度とさほど変わりません。(笑)
そして、私はすぐにパソコン部屋に向かって電源をパチッと入れるのですが、そこで息を少しはいた際、白い息がハァーっと出ます。(笑) さすがにこれにはびっくりしました。
毎日これですからね。断熱も何もあったものではありません。
春が待ち遠しくてたまらない冬を何年か過ごしましたが、こういった家は建築当時にコスト削減を図るためで、現在の住宅ではあまりこういった住宅は少ないのではないでしょうか?
身体に影響を及ぼす室内温度
寒さというのは体への負担というのは侮れず、万が一ですが、
- 低体温症
- 心拍数減少
- 血液の循環が悪くなる
- 酸素の供給が低下
- 酸欠状態
ひどくなれば、歩行困難、精神機能が鈍くなる場合もあります。
寒いと疲れやすいといった症状が出るのもあながちウソではないようですね。
そして、冬場はヒートショックという問題があり、それは急激な温度変化が体に及ぼす影響の事で、知らず知らずの間に体に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす可能性もあります。
このことは決して大げさではなく、数年前の推計では、年間1万7千人が入浴中にヒートショックが関連して死亡したとされています。
高齢化が進めばヒートショック対策が必須
これからの日本は超高齢化が待ちかまえています。子供が減り、高齢者ばかりになってきます。
そうなると、住む家に関しても対策が必要になってきますし、それなりの住まいづくりが大切になります。
ではどうしたら暖かく、且つ、快適な家づくりをすることができるのでしょうか?
ポイントは何を差し置いても「断熱」です。
家全体、特に外気との遮熱の影響を一番受けるのは、外壁、窓、屋根と言われています。
家全体の断熱性を高めると、暖房していない部屋も温度が外気の影響を受けにくいため、ヒートショックを予防でき、暖房費も少なくなると言われています。
たとえば朝の一番寒い時間帯に外気温が0度だとすると、断熱がほとんどない家は室温が5度程度で、今の国の省エネ基準レベルの断熱性がある家では12度ほどになるといわれています。
その差、なんと7度!です。
高齢になればなるほど家にいる時間というのは長くなるものです。
それだけ外に出る機会も少なくなりますので、運動が苦手の高齢者であれば当然こういった家づくりや、今住まれている家の断熱対策、かなり重要なことだと思いますね。