現金所有より,やはり不動産取得がいい?土地は減価償却がない永遠の物

不動産に関するお困り事・ご相談事

今日は相続についてのお話をいたしますね。

日銀のマイナス金利政策について書いたことがありましたが、我々がタンス預金する理由というのは、当たり前のことですが、銀行に預けても金利が低いからです。

一昔前までは10年で2倍になっていた預金、今は7,000年かかるといわれています!

もう石になっていますね。(お墓)、それか土にかえってしまっているかもしれません...。

不動産所有は相続税対策になる

使い道に困った現金をお持ちの方、銀行だろうとタンス預金だろうとかまいませんが、シンプルに計算すると、

例題①

もし1億の現金を持っている人、にご家族がいて、奥様、子供2人とします・・・

基礎控除が今の税法上でいくと4,800万ですので、1億-4,800万=5,200万に対して税率をかけますので、40%とすれば2,080万の相続税がかかります。

さて次はどうでしょう...
例題②

1億の現金を持っている人、5,000万でアパートを建築して、5,000万の現金を残します。(奥様、子供2人)

基礎控除が例題①と同じ4,800万です

①現金から計算すると、5,000万-4,800万=200万に対して税率をかけます。
200万×30%として60万です。

②相続税法上、アパートの評価額は約3割減になります。5,000万のアパートが1,500万引きと評価され、3,500万になります。(市町村によって異なります)

ということは3,500万に40%=1,400万になり、①+②=1,460万ですね。

不動産は購入額での評価をしない

というわけで、とてもシンプルに計算しましたが、1億を現金でしか持っていない方が亡くなった場合、後に残された相続人が払う税金は2,080万ですが、資産の半分をアパートにして財産とした場合、購入額そのままの評価では計算しないということです。

したがって、例題①2,080万の相続税が例題②だと1,460万に減税されたということで、620万分の税金が安くなったということです。

これは合法で、誰もがやっていることです。

しかも、不動産を所有した場合のメリットは他にもあります。

それは住居の場合は、住めます。当たり前ですが。

住むこと自体にメリットがありますね。家賃がかからないわけですからね。

不動産所有はメリットが多い

賃貸アパートもしくは賃貸マンションであれば、月々の賃料が入ってきます。

これは大きなメリットとなり、相続人が住んでいれば家賃はかかりませんし、且つ、その賃料収入で相続税を支払うこともできます。

それと資産というのは建物であれば減価償却されますので、建てた瞬間から減価償却が始まりますが、土地は一切償却されることがありません。

それはなぜか?時価で判断されるからです。

この世に存在する形ある動産物のすべては減価償却されます。つまり´古くならないものはない´ということです。

しかし、土地という不動産物だけは減価償却されません。

知ってましたか?償却どころか値上がりする可能性だってありますから...。

そして、´利益を生みます´ 物件選びさえ間違いなければ。

だから不動産って面白いし、深いんです。

不動産を持っているとデメリットもありますが、それを超えるメリットが大きいため所有欲が強い人は相当強いんですね。

世の中のある所では恐ろしいほどお金が飛び交っております。あるところにはあるんですね。

これが格差社会というものでしょうか?まざまざと思い知らされますね。私も頑張らなければ...。

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