隣地から木枝が伸びている,どうしたらいいの?お隣さんの関係は大事

トラブル・クレーム解決事例

不動産の土地や建物のトラブルでよくあるものの一つで、隣接地とのトラブルですね。

集合住宅の場合では上下階や両隣の音の問題が圧倒的ですが、土地建物の場合は越境ものですね。

一度もめると、かなり厄介です。お隣さんとは本当は「付かず離れず」という関係が一番良いです。

最近はそこまでひどいものはありませんが、歴史的に見れば境界トラブルで殺人事件に発展したケースもあります。

よくあるのが、

「木の葉っぱが出てきて実が落ちてきている」
「木の枝が伸びて我が家の壁にあたっている」
「夜中まで騒いでいて声の音がうるさい」
「ゴミ出しの期日を守らない」

その中でも音は人それぞれ感じ方の問題がありますので例外としても、一番多いのは何かが越境してそれによって何らかの弊害が生じているケースですね。

土地が狭かろうが広かろうが、土地の端っこに樹木がある以上、いくら立派なフェンスをしていても冬場の木枯らしが吹く季節、樹木に生えている葉っぱや実が隣地に飛んでくるのはごく自然なことです。

今の季節は草が生えやすく、その草が越境するなんてことは日常茶飯事です。

実害よりお隣さんとの関係性が大事

実害があれば話は別です。例えば木の葉っぱが隣の家の雨どいに入り込んで詰まってしまう。これは完全な実害ありです。(じつはこれ私の家の話です。ちゃんと気を遣っていますよ)

葉っぱが落ちてくるという自然現象=当然の事なので、隣接地であればそれに対して´目をつぶれるかどうか´の問題なんですね。

つまり一番大事なことは、

お隣さんとの人間関係が日頃からちゃんとうまく出来ているかどうかにかかっているわけです。

逆に言えばお隣さんとのコミュニティがしっかり取れていれば、些細なことに関しては目をつぶるということに他なりません。

ではどこまでご近所付き合いをすればよいのか?ということですが、大したことではありません。

別に「一緒にバーベキューをしないといけない」とか、「差し入れを持っていかないといけない」とか、今と昔は違います。

都会あたりのアパートマンションはお隣さんがどんな人かも知らないし、顔さえも合わせたことがないという事はよく聞く話ですね。

普通の挨拶をすることが基本

では何が大事かというと、「気分よく笑顔であいさつする」ということですよ。

私のご近所にもいらっしゃいますよ。話が苦手な方が。特にうちは東西南北すべてに囲まれておりますが、特に何の問題もありません。

その理由として、「お隣さんとの挨拶だけはちゃんとしよう」と心掛けているからです。それはと~っても大事
です。

それだけでもずっと続けていくうち、いつか必ず何らかの用事で話があるときに話がしやすくなります。

「すれ違っているのに何の会釈もない」これではダメですね。最低会釈ですよ。

写真にあるように、樹木が伸びて入ってきているというはごく自然な事ですし、それは悪気があってその ようにしているわけでもありません。

木も大きくなれば普通の高枝切りバサミ程度では追いつきませんし、そんなに高いフェンスを付けることなども出来ません。

風などの影響で小枝が揺れて本当に外壁を傷付けているというのであれば、それは絶対に切らないといけませんね。実害があるわけですから。

お互い様という気持ちで楽しく生活しましょう

すべては「お互い様」ということです。隣地からきている障害物には文句を言い、自分側が迷惑をかけていることは何も気にしない。

これは理不尽極まりないことですね。

お隣さんとは代が変わったとしても、接している以上、永遠の付き合いです。売って所有権が変わればそれは無くなりますが、原則永遠です。

自分は良くても代が変わったら息子や孫が後継者になるわけですので、その辺も念頭に置いてご近所付き合いをしていきたいものですね。

 

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