物件も人間も第一印象が9割!?2年間空室だった部屋が教えてくれた真実

先日、弊社管理のアパートをご紹介しました。
実はこの物件、約2年間空室。
前の入居者様が退去されたあと、クロスを張り替え、畳も新しくし、室内はピカピカにリフォームしました。
ところが…。
2年という月日は恐ろしいものです。
「時が解決してくれる」という言葉がありますが、不動産に関しては時が汚してくれます。
庭の樹木はスクスクと成長し、バルコニーへ堂々と侵入。
「こんにちは~。」どころではありません。
落ち葉を撒き散らし、謎の黒い粉のようなものを室内へプレゼント。
せっかく新品だった畳やフローリングには、黒いススのような汚れが…。
「リフォームしたよね?」
「した。」
「本当に?」
「……した。」
そんな会話が聞こえてきそうな状態です。
最近、この物件には同業者さんから何件か案内希望をいただきました。
しかし結果は…。
全敗。
ええ、見事なくらい決まりません。
当然です。第一印象が悪いのです。
これは人間でも同じですよね。
例えば初デート。
待ち合わせ場所に現れた相手が、
髪はボサボサ。
服はシワシワ。
靴には泥。
「でも安心してください!デートの途中で美容室に行って、服も着替えます!」
……と言われても、
「いや、その前に帰ります。」
となりますよね(笑)。
物件もまったく同じです。
「契約が決まったら掃除します。」
「引渡し前にはきれいになります。」
もちろん、それは事実でしょう。
でも、お客様が最初に見るのは『今の姿』です。
車を見に行って、大好きなスポーツカーだったとしても、ボディはホコリだらけ、ガラスは鳥のフン、タイヤは泥まみれだったらどうでしょう。
「洗えばきれいになります!」と言われても、
「じゃあ、先に洗ってください。」と思いますよね。
不動産も同じです。
人は最初の数秒で印象を決めると言われます。
その数秒で「なんか汚いな…」と思われてしまうと、その後どれだけ設備が良くても魅力は半減してしまいます。
逆に、玄関を開けた瞬間に「わぁ、きれい!」と思っていただければ、その後のお部屋探しも前向きに進みます。
今回の物件も、すぐに樹木を伐採し、バルコニーを高圧洗浄、室内も徹底清掃。をする予定です。
すると…。
「同じ部屋なの?」
と思うほど印象が変わると思います。
結局、不動産は立地や価格だけではありません。
『見せ方』も立派な商品価値なのです。
売買でも賃貸でも、「どうせ掃除するからいい。」ではなく、
「お客様が来る前に掃除する。」
これが成約への一番の近道だと改めて感じました。
皆さんも物件をご覧になる際は、「あとで掃除します」という言葉よりも、「今、この状態で気持ちよく見学できるか」をぜひチェックしてみてください。
第一印象は、一度しかありませんからね。お気を付けください。