よくあるフライング内覧?数か月後の引渡し(残金決済)はできない?
弊社は主に新築建売を取り扱っている不動産会社ですが、最近よくいらっしゃるのが、内覧のフライングというものです。
物件を探されているお客様で、「良い物件が見つかった!」と思ったものの、購入時期の都合で数か月後の引渡しを希望されるケースがあります。
しかし、ほとんどの新築建売住宅は「即引渡し」が基本となっており、長期間の取り置きが難しいのが実情です。
そもそも「フライング内覧」とは?
フライング内覧とは、私が勝手に付けた造語です!Google検索しても出てきません!(笑)
引き渡し時期が数か月後と決まっているにもかかわらず、現時点にて物件を探すことをフライング内覧と名付けました。
要は内覧時期が早すぎるということです。
基本的にお客様は良い物件を抑えようとします。「『買う』と決めるんだから引渡しはいつでも良いだろう」という考えです。
しかし、現時点で内覧できたとしても、物件が即引渡し物件である場合、売主側の事情により、長期間の引渡し待ちが難しいことが多いのです。
なぜ新築建売は「即引渡し」が基本なのか?
新築建売住宅は、基本的に「完成後すぐに売る」ことを前提としているため、以下のような理由で即引渡しが求められることが一般的です。
- 売主の資金繰り 建売業者は、完成した住宅をできるだけ早く販売し、次のプロジェクトの資金に充てる必要があります。そのため、数か月間の取り置きは資金繰りの面で難しいのです。
- 住宅ローンの関係 住宅ローンの審査や金利の変動を考えると、契約から短期間で残金決済を行うことが通常の流れです。長期にわたる引渡し待ちは、ローン審査の有効期限切れなどのリスクを伴います。
- 固定資産税などのコスト 売主が所有している間は、固定資産税や管理費などの維持費が発生します。そのため、できるだけ早く買主へ引き渡したいというのが売主側の意向です。
数か月後の引渡しは絶対に無理?
ケースバイケースですが、新築建売の場合、大手企業が売主の場合が多いため、数か月後の引渡しを認めてもらうのは非常に難しいと考えた方がよいでしょう。
しかし、以下のような条件が揃えば、交渉の余地があることもあります。
- 売主が特例として認める場合 例えば、一定の期間(長期間)売れていない物件であれば、柔軟に対応してくれる可能性があります。
- 契約時に手付金を多めに支払う 売主のリスクを軽減するために、通常よりも多めの手付金を支払うことで、交渉が成立することもあります。
- 未完成物件の場合 もしまだ建築途中の物件であれば、工事の進捗状況に合わせた引渡しスケジュールの調整が可能なこともあります。
まとめ
新築建売住宅は、基本的に即引渡しが前提となるため、購入希望者の都合で数か月後の引渡しを希望しても、対応が難しいのが現実です。
どうしても引渡しを遅らせたい場合は、売主と交渉できる余地があるかどうか、事前に確認しておくことが重要です。
物件探しの際は、「いつ引渡しが可能か」をしっかり確認し、スケジュールと資金計画を立てて進めましょう!