カツキが誘拐未遂?高齢者は幼児と同じですので要注意願います!
先日の出来事です。私が現在、オープンハウスを実施している場所は下記の場所です。
筑後市熊野という場所です。
市内中心部とは異なり、田園風景が広がる長閑な地域です。
オープンハウスは原則、車の中で待機するわけですが、何をしているかというと、本を読んだり、テレビを見たり、スマホをいじったりするわけですね。
1人のご老人が...。
ある日、遠くから手押し車を押しながらヨチヨチと歩いてくるご老人を発見しました。
私はそのご老人に挨拶をするため降車し、ご老人の元へ笑顔で駆け寄って行きました。
私:こんにちは!せいが出ますね
ご老人:はい、頑張っております。もう私は94歳になります。
私:マジですか?見えませんね?素敵なことです。
ご老人:この裏の所(オープンハウス物件の裏)に7件建っている場所は私の土地だが、いくらで売れると思いますか?
私:あー、見てみないことには何とも...。
ご老人:他にも物件があって、ここから車で5分の場所にも売りたい土地があるのですがね。
私:そうなんですか?
ご老人:スイミングスクールの隣ですので、すぐにわかると思いますよ
私:良かったらご一緒しませんか?5分でしたら直ぐですよ
ご老人:あー、いいですよ。(と言いながらヨチヨチと手押し車を物件の横の畑に停める)
私:(手押し車が置きっ放し状態になるのを見て『これはヤバい!』と思い)ご家族は心配しませんかね?
ご老人:大丈夫、大丈夫。
私:10分で戻れば大丈夫ですかね?
ご老人:大丈夫よ
とのことで出発。
現地視察が終わって戻った後、ヤバい事が!
現地視察は2、3分、車の移動時間が5、6分、合計10分で会場に戻った後、想像していたことが現実になりました。
会場前の道路を、血相を変えて探し回る女性がいました。
察した私は慌てて車を停め、「こんにちは」と声をかけると、その女性は助手席に乗っているご老人を見つけ、「あー良かったー!」と絶叫しました。
私:ごめんなさい、私が連れ出しました。
女性:私は娘です。ご迷惑をおかけしませんでしたか?
私:とんでもないです。ただ助手席に乗ってもらっただけですから、大丈夫です。
女性:(涙を流しながら)迷惑を掛けているのではないかと心配でした。
私:本当にすみません、一言声をかけて出掛ければよかったのですが、10分位いいだろうと思いました。
女性:家から手押し車が見えたので、『なんかあったんだろう』と思いました。たまにうろついていなくなるんですよ。
私:そうだったんですね、そのような事情とは知らず、申し訳ありません。
ご老人は子供と同じ事を痛感
はい、何せ94歳です。歩くのもままならない状態、これはヨチヨチ歩きの1歳の子供と同じです。
私はそのことを気にせず、一人の大人と思い込み、勝手に助手席に乗せてしまった行為は軽率でした。
下手すれば誘拐、警察に通報されるところでした。
いやまいりました。数日間は落ち込んでいましたが、もう大丈夫です。
何事も勉強ですね、本当にごめんなさい。猛省しております...。