早く売らないと売れなくなる時代がくるというのは本当か?その真相とは…。
「いつまでもあると思うな親と物件」と言われるほど、不動産というのは住むために必要なです。
なので、世の中に1人でいいので「買いたい」と思ってくれる人がいれば良いのです。
「特別売らなくてもいいや」と思っている売主以外は、「早く売ってよ」となるのは当たり前の事。
何かの事情があって売りに出すわけですから、一刻も早く、そして希望する金額であれば早いに越したことは無いものです。
長期でも高く売ろうとすると売れない?
今回は「長期でもいいから少しでも高く売りたい」と思っている売主へのアドバイスも兼ねて書きます。
早く売らないと売れませんよ~~~ということです。
昔は´持ち家を持つ´という事は一つのステイタスでもあり、持ち家があれば何かと融通が利くもの。
転勤族でないのであれば、「いつかは持ち家が良いなぁ」と思うのは日本人の特徴で必定とも言えます。
それが今後、来年あたりからどんどん過疎化が進み、需要が供給に追いついてこないという現象が起きるというものです。
これまではその逆です。需要が何とか供給に追いついているため、何だかんだと言いながら、いつの間にか売れていました。
それが、人口減少に伴い、供給過多に陥る可能性が十分にあるという事です。
時代の移り変わりは激しい
1970年~1980年代は、都心部に近いニュータウンは子育てをするには良い環境でした。
5階建てのエレベーターなしの団地に住んでいる人もたくさんいましたからね。
そういった利便性の高いベッドタウンに持ち家を所有していた親から相続した子も今は40代から50代の団塊ジュニアです。
その人たちは今はもっと利便性の高いマンションや戸建てを購入したり、賃貸で暮らしていたりしており、「今更不便な親の元には帰りたくない。家も古いし…。」となります。
住宅需要が減るのは目に見えている
そんな団塊ジュニア世代が家を継がないとどうなるか?、親は家を売却するしかないのです。
それが東京オリンピックまでのこの僅かな期間、大量に世間に放出される可能性が高いのです。
人口は減少するのに世帯は増えます。これはどういうことか?
新築志向が高い日本人です。なので家がどんどん建てられるからです。
それと引き換えに中古市場が冷え込みます。
今でこそ、古い家をリフォームして売るなり貸すなり自由にできるのでしょうが、来年以降は事情が変わってきて、凄まじい供給過多により、値崩れを起こす可能性があるわけです。
売る方としては「少しでも高く売りたい」と高く値を付けたがるもの、ですが市場がそれを許さない。
もう少し出せば新築が購入できるとなれば、わざわざ手間暇をかけてまで中古を買う必要がないからです。
売れない時代に突入するのは必然
買う人が少なくなる=売る人が多くなる。
これは需要と供給のバランスが崩れますので、値段が買い手市場になるという事です。
よっぽど好立地の物件でない限りは誰も見向きもしなくなるということを意味します。
不動産が負動産にならないよう早目に売れるものは売っておく、という時代が目の前に来ています。