その他 地域情報

先日、発表された全国地価公示、昨日に引き続き、今日は商業地域での地価状況について話をします。

久留米市内での商業地で一番高い地域は「日吉町」です。

ご存知、明治通り沿いの銀行街で、まさにニューヨークのウォール街ですね。

2番目は天神町で、誰もが知る西鉄久留米駅周辺で、新古賀病院あたりまでの小さな街です。

東京で言えば銀座（規模が違いますが）、福岡で言えばもちろん天神ですね。

日吉町の地価公示価格は？

銀座、天神に比べると比較対象にもならないほど久留米の中心部は安いです。

1㎡あたり19.1万ですから、1坪単価は約63万円です。

これで本当に商業地域なのか？と思われるほど安すぎます。

その証拠に、規模と人口が違いすぎる銀座は1坪約1億円！です。たかだか畳2畳分がですよ！

福岡の天神は約3千万です。それから比較すると恐ろしいほど久留米の商業地域は安いです。

どおりで商売がうまくいかないはずですね（泣）。

福岡市内はバブル？

福岡の天神はまさにバブル真っ最中で、天神ビッグバンと言われる再開発の準備中で、大名小跡地には、なんと世界的にも有名な外資系の高級ブランドホテル「リッツ・カールトン」が建設されます。

積水グループが用地を市から年間5億8千万で70年借りるそうです。

まさに超大型再開発ですね。とても地方では太刀打ちできないほど格差が広がっています。

しかしながら、福岡市内では用地確保がまったく追い付いていない状況で、それこそ住宅用地よりマンション用地がまったく無いようですね。

その理由としては、マンション建設が多くなればなるほど直ぐに完売するため、大手マンション業者がこぞって用地を奪い合っている現状だからです。

需要はどんどん南下している？

その結論として需要が南下し続け、福岡市内でダメなら春日市、筑紫野市、大野城市、小郡市、それでもダメなら久留米市という位置付けです。

久留米市もまだまだ需要はあります。ただ福岡市と比較してはいけないということですね。

地方でも不動産会社はたくさんあって商売がうまくいっている会社はたくさんあるわけですから。

場所を言い訳にしてはいけませんね。