新築購入の方へのちょっとしたアドバイス,やっておけばよかったと後悔する事
新築をお考えで、もうすぐで建築会社も決まるという方、これからいろんな打ち合わせが必要になってきます。
最初は「夢のマイホームだぁ!」という感じでワクワク気分でしょうが、だんだんとその気持ちとは裏腹にイライラも募ってきます。
決してこれはビビらせているわけでも何でもなく、それが現実だということをちょっとだけ説明できればと思います。
打ち合わせは結構大変
打ち合わせと一言で言っても´なんやらかんやら´で時間を束縛されます。
- 土地選び
- 不動産会社との打ち合わせ
- 土地契約
- 融資先(ローン)の打ち合わせ
- 間取りの打ち合わせ
- 見積書や図面の作成
- 土地のつなぎ融資の契約
- 土地決済ここからも大変です。
- 建築請負契約
- 設備の決定(内装、外装含め)
- 地鎮祭
- 近隣ご挨拶
- 上棟式
- 着工金のつなぎ融資の契約
- 着工(着工金の支払い)
着工から完成までも、様々な打ち合わせは数知れず...。
そこで必ず「これを忘れてしまった」という内容も数知れず。それは後になってわかるもの。でもそれは後の祭りだったりします。
営業マンによって家づくりは変わる?
後で後悔する事、それは設備や家事導線、収納等の使い勝手に関することが多いです。
それは全て営業マンの気遣いや提案力に関わってきますので、良い営業マン選びも重要です。
私自身、それまで賃貸物件が多く、小さい時は親の家でしたので、普通に何不自由なく住んでいるというだけで、特に家の住みやすさなんて考えたりしないものですよね。
ですが、大人になって世帯を持つとそうはいきません。家族がそんなに思っていない事でもとても気になることが多いものです。
一つは外構工事です。
中には外構なんてしなくても駐車場だけ砂利を引いたり、アスファルト敷だけでいいんじゃないという方も多いはず。
それはそれで見た目だけの問題ですので、気にしない人はそれで良いのですが、住むうえで不便な事であれば、あぁこれ最初にしておけばよかった」と後悔することが多いのも事実。
私が実際に家を建てて思ったことが一つ、これまで関心のなかった「屋根」類です。
外構工事は最初にしておくべき
カーポート
サイクルポート(バイク、自転車置き場)
物干し屋根
上記です。これにはまったく無関心でした。
まったく無関心かというとそうではなくて、「後ですればいいや」という感じで妻と話していました。
お互い「それでいいねぇ」という感じでしたが、実際そうはなりませんね。
人というのは不思議なもので、目先の事に精一杯になりすぎると、後先の事をあまり考えたりしません。
経験値から言うと8割の方はそうです。
後日清算はトラブルの元?特に賃貸の場合
例えば、家を借りる時、今では敷金礼金がゼロの物件が多いのですが、そういった物件に限って、「退去時精算」としてクリーニング代を一律3~5万円請求されたりします。
それは入居前の契約時に重要事項説明書にも記載されておりますし、口頭での説明もなされます。
それが人間というのは、契約時にはちゃんと理解を示していたとしても、いざ退去時になると、「えっ!短期間しか住んでいないのに払わないといけないの?」となります。
それとちょっと似たところがあったものですから、違う事案を引き合いに出したのですが、誰でも「問題の先送り」が得意です。政治家がそうですよね。
なので、後から妻に言われました。「なんで最初にお金があるときにしなかったの?」と私が責められます。
何でもお金がある時にしておくべき
車の屋根がないからと言って、通学中の小学生達から「わぁ屋根がないよ、この車!」と手を叩いて笑われることはないと思います。
しかし、実際に住んでみた家族が一番わかります。
「ちっ、しまったぁ、車や自転車、バイクが雨ざらしだよ~」と嘆き始めます。
やはりずっと屋根なしで放置状態が続くと錆びて、そして傷みが激しくなります。
そして、うちの一番の問題は物干し屋根です。
結構設置されている家はあります。便利ですもんね。雨が降っても大丈夫ですから。
それが設置されていない家でも2階のバルコニーの軒が半間分は通常出っ張っておりますので、多少の雨避けにはなります。
しかしそこで私の家には欠点が...。
設計ミスか何かわかりませんが、半間も出ていないんですよね。トホホ...。
なので、小雨が降ったときなんか、もし外出していたら急いで戻らないといけません。
そうなると生活そのものに支障が出てきます。
今では、「宝くじでも当たったら付けようね」と顔を引きつらせながら現実味のない話をしています。
そこで一つアドバイスをしておきますが、注文住宅でも建売でもそうですが、銀行融資を受けて購入されるかたが多いと思いますが、その際は上記屋根類と同時に「これも後からしよう」と思った項目があれば、外構工事や内装工事の一環として融資が認められるケースが多いです。
せっかくの低金利です。「後からお金ができたらしよう」と思ったことは、まずしません!(笑)
住宅購入世代のほとんどは子供がまだ小さいファミリーが多く、お金の使い道の優先順位は子供であることは当たり前のことで、次は食費です。家の事なんか後回しにするからです。
家の事をしなかったからと言ってちょっと不便なだけで死ぬわけではないからです。
一番お金が自由に使える時、それは「融資を受ける時」です。
せっかくの低金利時代です。できるときにやりたいことはなんでもやっておきましょう。