賃貸退去後のリフォームはどこまですべき?最低でも必要な内容とは?
原状回復工事
クロス=耐久年数は7年と言われており、通常損耗期間が7年ですので、通常に使っていれば当然古くなってきますし、経年劣化による痛みも汚れがあります。
それ以上経過すれば部分補修が難しいため、一面全てを張り替えることになります。
アクセントクロスも結構流行っており、価格もそんなに高くはないため、見た目の印象で「おっ!」と思わせる工夫もありかと思います。
床、水周りのリフォーム
床=フローリングが傷んでいる場合はフロアタイルがいいでしょう。
これまではブラウン系統の色が定番でしたが、最近は白っぽい色が人気があります。
部屋が明るく見えるからです。
クッションフロアはフロアタイルより安いですが、耐久性に弱い材質のため、ケースバイケースになると思います。
水回り=水漏れの確認はとても大事です。
生活の基盤になるところですので、水漏れがあったらほとんどがパッキンの損耗ですので、素人でも簡単に取り換えることができます。道具は必要ですが。
水周りはキッチン、バス、トイレ、洗面所とありますので、特によく使うのはシャワーです。
そのシャワーのハンドル部分からの水漏れは結構多く、それもパッキンを交換すれば直ります。
トイレは温水洗浄が作動するのかをチェックしたり、タンク内からちょろちょろと水漏れを起こしていないかをチェックします。
壊れた箇所の補修
換気扇が回らなかったり、エアコンが動かなかったり、インターホンが鳴らなかったりすれば生活に支障をきたすため、補修しないといけません。
建具の調整=ドアや引き戸、折れ戸の開閉を長年していると緩みが生じたり、ぐらつきがあったり、スムーズさを欠いてきたりします。それを補修する必要があります。
すべての設備は消耗品であり、経年劣化が必ずあるといって良いでしょう。
清掃(クリーニング)が最後
部屋全体のカビ、ダニ、サビ、汚れ、ほこり、この汚れを落とすことは基本的なことですので、最後の仕上げは清掃です。
フローリングのワックスがけで見栄えが一変します。
住みやすい空間と住み心地を与えるためには以上のリフォームは最低限必要なことですし、原状回復工事ですので、厳密に言えばリフォームでもリノベーションでもありません。
最新設備は不要
何も「最新設備を入れないと入居が決まらない」というわけではありません。
「原状回復くらいのことは自分でする」という大家さんもいらっしゃいますが、餅は餅屋です。
クロスと床はプロに頼まないと日曜大工でどうにかなるようなものではありません。
逆に下手なことをすると取り返しのつかないことになる可能性もあります。
ご用心ください。