御井町,高良大社社殿のふき替え工事完了,モノレールも設置?
厄除け、交通安全、商売繁盛、芸能の神様として知られている高良大社、国の重要文化財にも指定されている社殿の屋根のふき替え工事が終わりました。
約40年ぶりの大規模修繕の改修工事ということで、これまでの古ぼけたイメージがあった社殿が真新しい「こけら葺き屋根」としてお目見えしています。
10月に本殿にご神体を戻す神事を予定しており、祝賀ムードが広がっています。
改修工事の内容
高良内町に位置する高良山は標高312mで、西暦400年に創建され、現在の社殿は、久留米藩主有馬家の有馬頼利が江戸初期に建造し、神社規模としては九州最大です。
前述したこけら葺きとは、サワラの木から取った木板を一枚一枚ずらしながらふいていく伝統的な工法。
約1年がかりで木板のふき替え改修工事を行い、約15万枚の木板を使って工事を行ったそうです。
屋根中央部の彫刻が素晴らしく、鮮やかな色がよみがえっています。
モノレールはどこに設置?
高良大社は、階段下の道路から境内に続く急な傾斜の階段を上っていく構造になっており、足が不自由な人やお年寄りや、私みたいに足腰がそんなに強くない(?)人向けにモノレールが設置されることが決定しています。
それがなんと!年内完成を目指しているようです。
境内に続くその階段は131段あり、勾配角度が約30度と傾斜がきつく、祈願に訪れるために境内近くまで車で乗り入れできるルートもありますが、それを知っている参拝者の車両の渋滞が多く、大型バスの乗り入れができない不便さがあったようです。
その階段というのは、さてはこれだな!
私もそんなに足腰が強いほうではありませんが、そこまで傾斜がきつく感じたことはありません。
今回も一段一段、思いを噛みしめながら登ったのですが、みやき町の千栗神社の階段に比べたら大したことはありません。まだまだ一気に登れますよ。
モノレールは階段右側の木々を伐採してレールを敷設して設置するそうで、伐採準備をしていました。
木々の伐採に数週間、レール敷設に数週間と考えれば、そんなに難しい工事ではなく、年内には完成しそうな感じです。
安心して参拝できる神社を目指している
我々不動産業者の出番は全く入る余地がないことですが、大社では今夏の改修工事を含めて、洋式トイレを増やすなどの環境整備も行っているそうです。
参拝客も多くなりそうですね。