不動産取引は競馬に似ている?馬と騎手の関係は、物件と営業マンとの関係?

不動産に関するお困り事・ご相談事

私は昔から競馬が大好きです。

22歳の時にハマってしまい、かれこれ25年位経ちますが、万馬券と言われるものは1回だけ獲得したことがあります。

その競馬ですが、力の割合が「馬が7、騎手が3」と言われます。

どんなに馬が強くても騎手がその馬が持つ最大限の能力を引き出すことが出来なければ勝つことはできません。

逆に騎手が最大限の能力を引き出せたとしても馬が弱ければ勝つことは出来ません。

不動産取引も割合が同じ?

不動産取引では「物件が7、営業マンが3」と言われます。すいません、このことは私が尊敬する不動産コンサルタント「畑中学先生」著の不動産攻略本の一説によるもので、競馬と不動産好きの私にとってものすごく共感したので紹介しております。

本当にその通りで、物件がどんなに良くても、その物件の持つ良さ、ここに暮らしたらどんなに良い生活が待っているのか?を導いてあげなければ、物件を買ってもらうことはできません。

逆にどんなにトップセールスマンと言われる達人営業マンであっても、物件がよくなければ成約されることはないでしょう。

双方の呼吸がピッタリと合って初めて物件は買主さんに渡ることができます。

例外もあり、物件が良ければ誰でも売れる?

そうです、例外もあります。

競馬の世界ではよく勝利騎手インタビューで「私は何もしていません。馬にしがみついていただけですから…。」という騎手がいます。

そういうことはよくあると思います。だって馬が相当強いわけですから。

それこそ、史上最強といわれたディープインパクトなどは武豊が乗っていなくても勝っていたと思います。

武本人はいつも謙虚で「私は乗っていただけですから」と毎回のように言っていますが、毎回しがみついていただけではあれだけの勝利数は稼げないでしょう。

不動産は物件有りきの商売

物件でも相当に安く、そして外観も内装も設備も外構も、売主さんも何もかも良い、と全ての条件が良かったとして、その一方で、不動産営業マンが新人で、お客様が何を聞いても「何もかも分からない」という取引だったらどうしますか?

私であれば買います!それは物件にそこまで問題がなければ営業マンはあまり関係がないからです。

これが長~く付き合わなければいけない注文住宅の購入であればどうでしょう。営業マンによって物件の良し悪しは大きく変わりますから。

何も分からないような頼りない新人さんに建ててもらおうとは思わないはずです。

その一方で、不動産というのは「そこにある物」を買う、という意味では誰が引渡しの道標をつくったって良いのです。

お客様はなかなか営業マンを選ぶことはできません。そんなに簡単に「営業マンを代えてください」とは言えませんからね。

ですが、物件7割という高い割合があると、営業マンがちょっと頼りなかろうが何だろうが、特別に何か粗相がなければ物件に゛恋  ゛をしてしまい盲目状態になります。

そうなると、少しくらいの粗相は目をつぶりますよね。

たとえば、いつも5分10分の遅刻癖のある営業マン、私だったら「あぁこの人はいつも遅刻する人なんだぁ」と思って何も言いませんし、少し難しい質問を飛ばしても「あぁ分かりませんねぇ」で返す営業マンに大しては「あぁ、この人は勉強嫌いで、ついでに人付き合いが嫌いな人なんだ」と思うでしょう。

それと、「よくそんなことも知らねぇで営業やっているなぁ」くらいは思うでしょうね。

先週の宝塚記念の展望

先週、春のGⅠを締め括るグランプリ宝塚記念が行われましたが、単勝1.4倍の断トツ人気キタサンブラックが馬郡に沈みました。

4コーナー回るときは2,3番手に付けて勢いもあったので「これは楽勝」と思ったのですが、直線向いて急にバックギアに入ったのか、後ろに走っていましたね。

まったく伸びずに9着と惨敗、11頭立てで9着ですからね。しかも単勝1.4倍ですよ。

競馬は何が起きるか分かりません。

不動産も何が売れるか分かりません、市場が決めるもの

これは絶対売れる!と思った物件が売れなかったり、売れないと思った物件が売れたり、正直分かりません。

なので、自分で判断せず、「売れるか売れないかは市場が決めるもの」と思って取り組んでいます。

ですが、ある程度の「あたり」は付けますよ。それがないと不動産屋自体の存在意義がありませんからね。

ま、今回はいつもとは少し違った話をいたしました。たまには自己満足ブログも勘弁してください。

 

 

 

Fudousan Plugin Ver.1.7.14