🚗💥「そこに縁石いる!?」家は気に入った。でも車の出入りで毎日ヒヤヒヤする家

不動産の仕事をしていると、物件をご案内していて「おっ、これはちょっと注意したほうがいいな」と思うことがあります。
今回はこちら。
「縁石です。」
……いや、縁石があること自体は、もちろん悪いことではありません(笑)。
歩道を守るための大切な公共物です。
ただですね。
家を買うときには、この“たった数十センチの段差”が、ものすごく重要になることがあります。
「いつもの感覚」で左折したら……ガンッ!
写真をご覧ください。
駐車場から道路へ出るところに、ちょうどいい具合に……いや、ちょうど悪い具合に(笑)、縁石があります。
これ、駐車場から車を出して、
「じゃあ、左に曲がりま~す」と、いつもの感覚でハンドルを切る。
すると……
ガンッ!!
「…………。」
車の前面が縁石にこんにちは。
これ、嫌ですよね(笑)。
しかも、車から降りて確認すると、「えっ……ここ、こんなに近かったの?」
となるやつです。
内輪差で側面を擦ったら、もっと悲惨
そして、さらに怖いのが内輪差。
駐車場から左折するときに、ハンドルを切るタイミングや角度を誤ると、
ガリガリガリガリ……
「あぁぁぁぁぁぁぁ……!」となります。
車の側面を擦ると、精神的なダメージも大きい。
バンパーならまだ、「まあ、バンパーだから……」
と自分に言い聞かせることもできますが、ドアやフェンダーを擦った日には、
「この家を買ってから、何回この道で泣くことになるんだ……」
という話になってしまいます(笑)。
今回のように正面からぶつかった場合は、バンパーがある分、側面をガリガリ擦るよりは多少マシ……かもしれません。
いや、もちろん、ぶつけないのが一番です。
じゃあ、縁石を取っ払えばいい?
「こんなの邪魔だから、撤去すればいいじゃん!」
……と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そう簡単にはいきません。
縁石は道路や歩道に関係する公共物ですから、「今日から邪魔なので撤去しま~す!」
というわけにはいきません。
道路管理者の許可や手続きが必要になる場合があります。
そして、仮に撤去できたとしても、
当然ながら費用は自己負担になるケースがあります。
つまり、
「家を買った!」
↓
「車を入れよう!」
↓
「縁石邪魔だな……」
↓
「撤去しよう!」
↓
「えっ、結構お金かかるの!?」
となる可能性もあるわけです(笑)。
では、縁石の端にポールを立てるのは?
これも一つの方法として考えられます。
例えば、縁石の端が非常に分かりにくいのであれば、ポールなどを設置して「ここ危険ですよ~」と視覚的に分かるようにする方法です。
ただし、道路部分に関係する場所ですから、
「ポールくらい勝手に立ててもいいでしょ!」とは限りません。
設置場所や道路との関係によっては、こちらも道路管理者等への確認が必要になる可能性があります。
ここは、「たぶん大丈夫!」ではなく、事前に確認しておいたほうが安心です。
家を見るときは「家」だけ見ない!
新築住宅を見学すると、
「リビング広い!」
「キッチンいいね!」
「収納いっぱい!」
「お風呂もいい!」
と、どうしても建物の中に目が行きます。
もちろん、それは大事です。
しかし、私は不動産屋として、こういうところも見ていただきたいと思っています。
「車、ここからちゃんと出せますか?」です。
特に、
- 駐車場から道路へ出る角度
- 縁石の位置
- 電柱
- カーブミラー
- ガードレール
- 側溝
- 道路との高低差
- 車を左折・右折させるときの内輪差
このあたりは、実際に車を使う方なら非常に重要です。
「家は気に入った。でも車が出しにくい……」は避けたい
住宅購入は、ほとんどの方にとって一生に何度もある買い物ではありません。
だからこそ、「建物が気に入った!」だけで決めないこと。
実際に車を駐車してみる。
駐車場から出てみる。
左折してみる。
右折してみる。
そして、
「これ、毎日やるんだよね?」と考えてみる。
これ、結構大切です。
毎日使うものだからこそ、最初の一回だけではなく、365日×何年も使うことを想像する。
家選びというのは、意外とこういう細かいところが後々効いてきます。
そして何より……
「こんなところに縁石があったなんて……」
と、購入後に気付くのだけは避けたいものです(笑)。
家は何千万円もする大きな買い物。
数十センチの縁石も、決して侮ってはいけません。
車を大切にされている方ほど、物件見学の際にはぜひ、
「この車、毎日ここから出入りするけど大丈夫かな?」
と、一度ハンドルを握るつもりで見てみてください。
家は選べても、縁石は勝手に選べませんからね(笑)。
