オール電化の普及率はまだまだ低い?コスト面を考えるとどうなの?

不動産に関するお困り事・ご相談事

現時点でのオール電化の普及率ですが、新築の注文住宅でこそ今では当たり前のようになってきていますが、それはあくまでも注文住宅の話で、全体でみると、2012年では約10%(10件に1件)、2020年には20%(5件に1件)になるとの事です。

初期投資のコスト面を考えるとまだガス?

コスト面から考えるとまだまだガスを使うところが多いようですが、増えている要因として挙げられるのは「いつかは新築!」と新築志向が強い日本人が新築をどんどん建てているからに他なりません。

オール電化とは、キッチンやお湯などの生活に必要なエネルギーをすべて電気でまかなうというものです。

省エネ・・・ガス代よりも毎月の電気代が安い
安全・・・火を使わないので安全、子供やお年寄りが使いやすい
衛生・・・掃除がとてもしやすい
エコ・・・CO2の削減により空気を汚さない、地球温暖化に貢献できる

また、キッチンではIHクッキングヒーターを使用しますので、調理自体がしやすく、火を使わないため、夏場でも周りが熱くならない、掃除がしやすいなどのメリットもあります。

まだオール電化住宅というのは優遇制度が充実しており、住宅ローンの金利が安くなったり、火を使わないため、火事が発生しにくいという理由から、火災保険の割引制度があります。

オール電化のデメリット

当然ながらメリットがある代わりにデメリットもあります。

・料理が好きな方にとっては「フライパンを振りたいけど、オール電化では振れない」
「火を使うことが料理の醍醐味だ」と思っていらっしゃる方にIHは不向きでしょう。

・火をまったく使わない生活というのはどうか?子供の教育のために火を見せる生活を送らせたいという親御さん   もいらっしゃいます。

・IH用の調理器具を用意しなければならない

・停電時には使えなくなる。

2016年から電力の全面自由化が始まっており、まさにオール電化というのが注目されてくるとは思いますが、あくまでも新築の注文住宅でのお話でもあります。

賃貸物件のオール電化は少ない

すでに建物が建っている建売住宅はやはりガスを使っているところがまだまだ多く、その理由はコストカットによるもので、それは賃貸住宅でも同じことで、賃料収入を得て、少しでもコストを安く建てるにはガスが安いということは言うまでもありません。

逆にオール電化の賃貸を探すのが難しいのかもしれません。

やはりオール電化をどうしても使いたいという方にとっては注文住宅しかないのかもしれませんが、古家にお住まいの方にとって、オール電化にリフォームするというのも一つの手かもしれませんね。

これから何年住むのか、総合的にコストパフォーマンスがどうなのかを計算しなが
ら考えないといけませんね。

Fudousan Plugin Ver.1.7.14